お子さんって、普段から感謝の気持ちって伝えてくれますか?できることなら、人に感謝のできる、思いやりのある子になってほしいですよね。
そこで本日は、「ありがとうの反対語」というお話をしましょう。ここでお伝えすることを日頃から意識すれば、今よりも良い親子関係が築けます。
お子さん自身も、親に感謝の気持ちを伝えてくれるようになるはずです。
ありがとの反対語とは?
「ありがとう」の反対語は、「当たり前」です。これは、公立小学校で長い間教師をされていた、平光雄先生が著書の中で言っている考えです。
たとえば、子どもが皿を台所に持って行ったとしましょう。これが当たり前だと思っていたら、「ありがとう」という言葉はなかなか出ません。
しかし、普段は持って行かない子が持っていってくれたら、思わず「ありがとう」という言葉が出るはずです。
このことから、「ありがとう」の反対は「当たり前」ということが、わかると思います。
人は未熟な生き物
人は、未熟な生き物です。ついこの前までは感謝できていたことが、すぐに当たり前になってしまうこともあるでしょう。
すると「ありがとう」という感謝の言葉や態度が、どんどんなくなっていきます。そしてこれは、私も含めて全ての大人も同じです。
毎日子どもが学校に行くことや、元気で生きていること。こういったことも、つい「当たり前」だと思ってしまうことってないでしょうか?
これらのことは、当たり前ではありません。そこで「生まれてきてくれてありがとう」「今日も学校頑張ったね」などを、意識して伝えることが大切です。
親子は鏡
親子は鏡です。親が暴力を振るうと、子どもも手を出すようになります。親がスマホばかり触っていると、子どももスマホばかり触るようになります。
同じように、親が「ありがとう」を言えば、子どもも少しは言えるようになるでしょう。
そこで、まずは自分から、感謝の気持ちを伝える機会を増やしてください。親が感謝の気持ちを持つことができると、子どもも同じように思ってくれるはずです。
お互いに「やってくれて当たり前」「できて当たり前」と思わず、感謝をしあえる親子になれるといいですね。
本日のまとめ
「ありがとう」の反対語は、「当たり前」です。人は当たり前だと感じると、「ありがとう」という感謝の言葉や態度がなくなってしまいます。
感謝の気持ちを言わない子どもを責めるのではなく、自分が率先して感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。子どもも徐々に変わってくるはずです。
明日ですが、「帰宅時間が遅い中学生への対応」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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