- 子どもがいるお父さんお母さん
- 中学生や高校生本人
というのは、
最近メール相談に乗っていて、
「無理」という言葉の使い方が間違っている
人が本当に多いなと感じます。
無理という言葉=諦めたという意味
例えば不登校の相談が来たとします。
そこで私が、「今お子さんは愛情不足なので、
仕事を調整してお子さんのそばにいてあげてください」
とアドバイスをしたとします。
本当にお子さんの事が第一な方であれば、
「わかりました!では仕事を変えます」
と言ってくださいます。
※本当にたくさんの方が仕事を変えています。
また男性の方でさすがに
仕事を変えられないという方でも、
「では家を引っ越しし親と同居します」
「もう少し早く帰れるように上司と相談します」
という感じで、何とかしようと努力をしてくださいます。
子どもと言うのは不思議なもので、
結果ではなく親の在り方を見ます。
もしこういった行動を取った結果、
どうしても調整が付かなかったとしても、
子どもは「お父さんは私のために頑張ってくれた」
と思って少し考え方が変わるわけです。
だから不登校や非行も
少しずつ改善に向かうわけです。
ただ最近こういったアドバイスをすると、
「仕事を変えるのはさすがに無理です」
「うちの上司は頭が固いから無理です」
という感じですぐに諦める方が多いです。
無理と言ってしまったら、
結局不登校の解決を諦めます!
と言っているのと同じです。
これじゃあ私に相談をしてくれた意味もないです。
無理かどうかは聞いてみないとわからない
あとそもそもの話、
本当に無理かどうかと言うのは、
聞いてみないとわからないものです。
上司にきちんと事情を説明したら、
じゃあ給料は下がるけど1時間早く帰れるようにしよう
と調整してくれることもあるわけです。
だからまずは聞いてみる、頼んでみることをしてみてください。
中学生本人の場合、
「私がA高校に受かるのは無理です」
という言葉をよく使います。
これも良くないです。
無理かどうかと言うのは、
受験をしてみないとわからないからです。
当日奇跡のような点数を取れるかもしれないですし、
他の子がインフルエンザにかかって、
繰り上げで合格できるかもしれません。
大事なことは、最初から無理と言うのではなく、
行動してから考えるということなのです。
無理と言う言葉の正しい使い方
では無理と言う言葉は、
どういったときに使うべきでしょうか?
例えばあなたが子どもの誕生日の日に、残業を頼まれたとします。
ほとんどの人は上司の顔色を伺って
「わかりました」と言って仕事を受けると思います。
でも実はこういった場面こそ、
私は無理と言うべきなのではないかと思います。
「すみません、今日は息子の誕生日なので、
残業するのは無理なんです」
こういった時こそ、
無理と言う言葉を使ってください。
また中学生の場合、友達から、
「タバコを吸ってみないか?」
「明日学校をさぼって公園で遊ばないか?」
と誘われたとします。
こういった時こそ、
「お前のことは大好きだけど、
さすがに親が悲しむようなことをするのは無理」
と言って断るべきだと思います。
まとめると、
- やってみないとわからないことに対して、最初から無理だと考えるのは良くない
- 自分が嫌だと思ったり他人を悲しませてしまう時は、きちんと無理と伝えるようにする
もし前者に対して無理と考えていて、
逆に後者のことを断っていなかったら、
一度180度変えてみてくださいね。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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