先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
私は子供達に過干渉だったことを悔やんでいるのですが、子供達に謝ってもいいものなのでしょうか?
とても申し訳ない気持ちで一杯なのですが…宜しくお願いします。
今回の相談者さんは、おそらく私の過去の記事を読んで、自分のこれまでの子育てが少しズレていたことにお気づきになったのだと思います。
そして、過去の失敗を子どもに謝ろうか悩んでいる状態です。あなた自身も、そんな経験はないでしょうか?
もしそのような悩みを持っているとしたら、今回の内容を理解することで、お子さんとの関係を再スタートするきっかけが掴めると思います。
その結果、今よりさらに良好な親子関係を作ることができると思うので、参考にしていただけると幸いです。
失敗をするのが人間!悪いのは親ではない
子育てというのは非常に難解なもので、誰もが最初は手探りで始めます。その結果、後から振り返ると、あのときのあの言葉は失敗だったのでは・・と思うことは誰にでもあります。
しかし、この世に失敗など存在しません。全ては、成長だからです。子育てに失敗したと思ったなら、その経験をバネに、行動に変えていけば、全て成長と考えることができるのです。
また、われわれ日本人は、子育てのことを学校で学びません。つまり、最初から上手くできなくて当然なのです。そこで大事なことは、失敗したと思ったら、すぐに子どもに謝ることです。
謝ることは何も悪いことではありません。まずは子どもに謝って、そこから再スタートをしていきましょう。
許してくれなくても問題なし
今回の相談者さんのように、「私の過干渉の子育てが良くなかった」と勇気を出して子どもに謝ったとします。もしお子さんが、過去の出来事を根に持っていたら、謝ってもすぐに許してくれないでしょう。
このとき、許してもらえなくても問題ありません。子どもというのは、一時的な感情に流されて生きているからです。今は、許してくれなくても、いずれ許してくれます。
誠意を込めて謝っている状態であれば、気持ちが落ち着いたタイミングで、子どもの方から「私もあの時はごめんなさい」と言ってくるはずです。
それまで、気長に待ちましょう。
大事なのは謝った後の行動
過去の出来事を謝って、許してくれるかどうかよりも大事なことがあります。それは「謝った後の行動」です。
せっかく子どもに謝ったのに、同じ失敗を繰り返してしまったら、子どもはどう感じるでしょうか。「お父さんお母さんは、口だけの人間なんだ」と思うはずです。
一方、謝って許してくれなかったとしても、その後のお父様お母様の行動が変化していれば、「本当に自分のことを理解してくれたんだ」と子どもは感じます。
このように、意識を向けるべきなのは、謝って許してくれるかどうかではなく、謝ったあとにお父様お母様がどういう行動をとるかです。
子どもが親に求めることは、私が現在無料で配信している「思春期の子育て講座」でお伝えしているので、こちらも参考にしていただけると幸いです。
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本日のまとめ
子育てで失敗したことを子どもに謝るのは悪いことではありません。子どもとの関係を再構築するためにも、誠意を込めて謝ってから子育てを再スタートさせましょう。
ただ、謝っても許してくれない場合もあります。ここで大事なのは、許してくれるか否かではありません。その後のお父様お母様の行動です。
謝ったあとに、また同じ失敗を繰り返していたら、口だけの人間なのだと思われてしまいます。謝ったあとは、実際に行動を変えていくことが不可欠です。
明日ですが、「昼夜逆転が改善した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!過去の失敗を子どもに謝るのはアリ?
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