最近「勉強のスケジュールの立て方がわからない」という相談をよくいただきます。
実は、勉強のスケジュールの立て方を工夫するだけで、効率よく勉強を進めることができるのです。
そこで本日は「勉強のスケジュールの立て方のコツ」について解説します。
お伝えする内容を意識してスケジュールを立てれば、同じ勉強量でもさらに効率よく成績を上げることができるでしょう。
目次
ハーバードビジネススクールの研究
アメリカにあるハーバードビジネス大学の研究で、500人の生徒を3つのグループに分けてある実験を行いました。
1日に終わらせないといけないことを、どのように進めていくと短時間で終わらせられるかを調べる実験です。
(第1グループ)重要な物から終わらせていく
1つ目のグループは今日やるべきことを書き出した後で、重要なものから順番に終わらせていきました。
(第2グループ)上から順に終わらせていく
2つ目のグループは今日やるべきことを書き出した後で、上から順番に終わらせていきました。
(第3グループ)簡単な物から順に終わらせていく
3つ目のグループは今日やるべきことを書き出した後で、簡単なものから順に終わらせていきました。
このグループの中で最も効率よく勉強進めることができたのは、簡単なものから順に終わらせた第3グループでした。
簡単な勉強を最初にやるべき理由
なぜ簡単なものからやっていくと、能率を上げることができたのでしょうか。
それは、簡単なものから行うと、ストレスなく進めることができるからです。すると「今日の俺、調子いいな」という気持ちになります。
この達成感が、その後の行動の集中力をアップさせるわけです。これは、勉強も同じです。
最初に簡単な勉強を行って達成感を味わうようにしましょう。その流れで、残りの勉強を進めていくだけで、効率よく勉強を進めることができるはずです。
昨日の復習から始めよう
では、実際にどのように勉強スケジュールを組んでいくのが良いのでしょうか。
私のオススメは、昨日の復習から勉強を始めることです。
前日に英単語を10個覚えたとします。すると英単語は、ある程度頭に残っている状態だと思います。
そこで、その単語を復習することから勉強を始めるのです。すると、スムーズに復習できるので、その後の勉強のリズムが良くなります。
昨日勉強していない場合は、宿題から始めるのがおすすめです。漢字を10個書くというような業務的な宿題なら、頭も使わないのでスムーズに終わるからです。
45分スパンで勉強と休憩を繰り返すとさらに効率的
さらに効率を上げたいと思ったら、勉強時間を45分単位にしましょう。なぜなら、学校の授業が45分単位だからです。
つまり、多くの中学生は、45分の授業になれているため、45分ほどで集中力が切れます。
そこで、45分勉強して15分位休むというリズムで進めると、集中力が高い状態で維持できます。
最初の45分で簡単な勉強をして、リズムをよくする。次の45分で、1番難しい勉強に取り掛かる。
こういった流れで進めていくと良いでしょう。
本日のまとめ
勉強をする時は、最初に簡単な勉強を45分行ってから、難しい勉強に取り組みましょう。それだけで、勉強効率がアップするはずです。
明日ですが、「失敗を繰り返す子どものサポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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