高校生の子どもの遊びにどこまで付き合うべきか?

親子

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高校生娘ですが、東京にライブに行きたいと言っています。時期が期末テスト1週間前の日曜日です。

地方に住んでいるので「お母さんも東京まで一緒に来て。お母さんはショッピングでもしてて」と言っています。

連れて行ってあげるべきでしょうか?よろしくお願いします。

小学生、中学生、高校生と成長するに従って、遊びの規模や場所も変わってきます。子どもの遊びにどこまで親が付き合うべきかは、判断が難しいと思います。

今回は、そういうときの判断方法をお伝えします。同じようなことで悩んでいる場合、ぜひ読んでいただきたい内容です。

お父様お母様の悩みが解消されれば、遊びと勉強のメリハリがついてお子さんの成績アップにもつながると思います。参考にしていただければ幸いです。

できる限り付き合うのが基本

愛情

子どもが高校生に限らず、小学生でも中学生でも、子どもの要求にはできる限り応えてあげることが大事です。

なぜなら、そういう要求に応えれば応えるほど、愛情バロメータがアップするからです。愛情バロメータが高ければ、子どもはトラブル時でも気軽に相談してくれます。

大きな問題に発展する前に解決できるのです。ただし、今回の相談者さんの場合、高校生とはいえ一人でライブに行かせることは少し危険です。

できればお母様も一緒にライブに行くのが良いと思います。子どもが嫌がるなら、ライブ会場前にあるカフェなどで待つ形にして、何かあったらいつでも助けられるようにしましょう。

許していい遊びと規制する遊びの判断方法

話し合い

子どもの遊びをどこまで許して良いかは、年齢や住んでいる場所、付き合っている友達などによって異なります。

そのため、まずは夫婦で基準を決めましょう(ひとり親家庭の場合は、ご自身の判断で決めましょう)

この時、親の意見を押し付けても、子どもは反発するだけです。子どもの状況や気持ちを聞いてあげることも重要です。

たとえば、「友達の家に泊まりに行きたい」と言ったとき、「他の友達はみんな行ってるのに自分だけ親に許してもらえない」となれば、子どもも辛いと思います。

そういったときは、少し親が譲ることも大事です。ただ、愛情バロメータが高ければ、多少厳しいルールでも子どもは言うことを聞きます。

日頃から子どもの要求に応える頻度を増やし、愛情バロメータを上げておきましょう。

テスト1週間前に遊びに行っていいのか?

スケジュール

最後に、そもそもテスト1週間前にライブに行ってもいいのか?という点について解説します。この場合、他の日程での開催がないか検討するのが先決です。

ライブの場合、たとえば東京の日程が1月10日、大阪なら1月17日というようなことがあります。そしてテストが1月15日だとしたら、大阪のライブならテスト後です。

それなら「大阪のライブだったら新幹線とってあげるから一緒に行こう」と日程の変更を提案してみましょう。日程変更が無理なら、子どもと2つのことを約束します。

1つ目は、ライブに行って勉強できない日数分、今回は早めにテスト勉強を始めること。2つ目は、もし赤点を取ったら退学になるため、そうならないように勉強を頑張ること。

この2つさえ守れれば、子どもはライブに行くのを励みに勉強に取り組むと思います。

本日のまとめ

勉強する

子どもの要求にはできる限り応えてあげることで、愛情バロメータがアップします。愛情バロメータが高いと、何かあっても気軽に相談してくれるでしょう。

子どもの遊びをどこまで許すかの線引きは、まず夫婦で話し合って決めるのが良いかと思います。ただ、子どもの意見や状況を考えてあげることも大事です。

テスト1週間前という日程が気になるなら、日にちをずらせないか聞いてみてください。無理なときは、子どもと勉強の約束をしましょう。

愛情バロメータが高い状態なら、子どもはライブに行くことを励みにテスト勉強に打ち込むと思います。

明日ですが、「学習障害の中学生の勉強法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!高校生の遊び 親はどこまで付き合うべき?

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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