先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子は、まだ進路が決まってません…ただ、なるべく通いやすい高校には行きたいと思ってるようです。
仲のいい友達は息子よりランクが上ですが、その友達と同じ高校に行きたいという気持ちもあるようです。この時期に進路が決まってなくて大丈夫でしょうか?
意外と、志望校を決めるタイミングがわからず悩んでる方は多いです。そこで本日は、志望校はいつ頃までに決めるのが理想的か、最終どれくらいまでに決めなければいけないのかをお伝えします。
友達と同じ進路を選んでも良いのかという質問にもお答えするので、お子さんが志望校選びで悩んでいたらシェアしていただえればと思います。
進路の決め方や決める時期が分かれば、目標が明確になるため受験勉強にも集中して取り組めるようになります。参考にしていただければ幸いです。
進路を決める理想的なスケジュール
最初に結論です。進路を決めるタイミングは、3つあります。それは、3年生の4月、3年生の9月、3年生の12月です。
普段私は、2年生の12月くらいから受験勉強を始めることをおすすめしています。その頃から受験に気持ちが向いていれば、最初のタイミングである3年生の4月には進路が見えてくるからです。
4月の段階ではなんとなくしか決まっていなくても、オープンスクールや資料集めをしていけば、9月頃には明確に決められると思います。
さらに、勉強を進めていって、「やっぱり第一志望は難しいから第二志望と入れ替えよう」と志望校を変えたいと思うこともあります。
この場合、進路変更できるギリギリのタイミングが、3年生の12月になります。
中学1,2年生のうちは、夢を探そう
進路選択をスムーズに進めていくうえで大事なことは、中学1、2年生のうちに、将来どんなことがしたいかを考えさせておくことです。
いろいろな経験を積んでおくと、たとえば音楽系の進路へ進みたいといった道が見えてくるからです。
すると3年生の4月の段階で、音楽の中でも吹奏楽部が強い高校に行くのか、それとも音楽科がある高校に行くのかなど、方向性を決めることができます。
その結果、3年生の9月には、行きたい高校を絞り込むことができるでしょう。音楽に関わる高校はどこにあるのかを調べて、可能であれば実際に見に行ってみるのもおすすめです。
ただ勉強がどのように進むかはわかりません。そこで、3年生の冬、現実を直視しましょう。第一志望と第二志望を入れ替えたほうがうまくいきそうだと思ったら、迷わず変えさせるのです。
中学1,2年生のうちにいろいろな経験を積ませることで、楽に進路選択を進めることができるのです。
友達と同じ高校を目指すのはアリ?
友達と同じ高校を目指したいと子どもが言ったときは、それがどの時期なのかが重要です。3年生の9月より前なら、直前に気持ちが変わる可能性があります。
そのため「そうなんだ。じゃあ頑張ってね」と軽く返事してあげればOKです。ただ、これが9月以降となると、現実を直視しないといけない時期になります。
友達が行く高校の偏差値に明らかに届かないと分かれば、ランクを落とすこと(上げること)もアドバイスしましょう。
どうしても行きたいと言うなら、仕方がないですが、基本的には高校に行くと友達関係は変わります。その点も踏まえて、お子さんと話をするといいでしょう。
進路を決めることは、奥が深いです。私のブログのアーカイブでは、ほかにも進路の決め方についてお伝えしているので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
本日のまとめ
2年生の12月頃から受験勉強を始めれば、3年生の4月くらいにはざっくりとした進路が見えてきます。この時期に、志望校の具体的な方向性を決めましょう。
3年生の9月には、第三志望まで、行きたい高校を具体的に決めます。そして、3年生の12月は、進路を変更できる最後のタイミングです。
現実を直視して、第一志望と第二志望を入れ替えたほうが合格できると思ったら、迷わずそうしましょう。内申点を上げることと、自分の実力を知っておくことが大事です。
友達と同じ高校を目指したいときは、時期にもよりますが、実力とかけ離れている場合は、子どもが望む範囲で志望校の変更を提案しましょう。
明日ですが、「保存版!ゴールデンウィークの勉強法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!志望校選びのポイント
記事を読んでくださったあなたに道山からのお願いがあります
最後まで記事を読んでくださったあなたに、一つだけお願いがあります!本日の記事が少しでも役立ったのであれば、以下のバナーをクリックしていただきたいです。クリックするだけで、ブログランキングのポイントがたまります。その結果、たくさんの方に思春期の子育て理論を広めることができます。
あなたの清き一票で、子どもたちの明るい未来を創ることができます。ご協力よろしくお願いします。
この記事へのコメントはありません。