子どもが喜ぶ褒め方の奥義

褒める

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

子供に対し応援してるつもりが言い方が怖いとかプレッシャーになると言われました。

私は励ましたいと思ってした事が良くなく、声を掛けたかったり、褒めたい気持ちがあるのにどうしたら良いか分かりません。

何も言わないことがいい事だといわれ悲しくなりました。どうしたらいいでしょう?

実は、子どもを褒めることは、とても簡単です。今回お伝えするポイントさえ押さえていただければ、お父様お母様の気持ちは子どもにしっかり伝わります。

きちんと褒めることさえできれば、子どものやる気はアップして、これまで以上に実力を発揮できるようになるでしょう。参考にしていただければ幸いです。

子どもは神様!テクニックは見抜かれる

純粋な子供

大人と子どもを比べたとき、大人のほうが長く生きているから立場が上だと感じている方が多いです。

確かに、「経験」という分野ではそうかもしれませんが、「心」という分野では少し違います。

生まれてからそこまで時間が経っていない子どものほうが、長い間生きている大人よりも純粋な心を持ってることが多いのです。

その結果、心のセンサー(直感のようなもの)は、大人よりも子どもの方が優れていることが多いです。

そのため、「こうやって褒めたらもっと勉強するかもしれない」などの下心を持って子どもを褒めると、すぐに見抜かれます(笑)

きちんと褒めたいなら、下心を持って褒めることをやめてみましょう。これが、最初に大事なポイントです。

表情と声のトーンに注意しよう

褒める

褒めるときは、「すごい」と思ったところを、シンプルに褒めればOKです。ただ、これまであれこれ考えて褒めていた場合、表情に出てしまっている可能性があります。

また、これまであまり子どもを褒めてこなかった人や、褒めるのが苦手という人は、無意識で表情や声のトーンが暗くなってしまうことが多いです。

そこで、褒めるときは意識的に、笑顔にして、声のトーン上げるようにしましょう。これだけで、印象がよくなるはずです。

よくわからないときは、自分の声を録音してみたり、鏡の前で練習してみたりするのも良いでしょう。

表情と声のトーンに気をつけるだけで、褒めたいという気持ちが子どもに伝わりやすくなります。

無理にほめようとしないことも重要

メモをする

私の勉強会では、子どもをどんどん褒めるようにお伝えしています。ただ、褒めることが見つからないのに無理に褒める必要はありません。

「とりあえずここを褒めておこう」という感じで褒めると、子どもにバレるからです。その場合、日頃から、子どもの良いところをメモしておく習慣をつけましょう。

そうすると、できるだけ良いところを見ようという意識が働くので、必然的に「すごい!」「褒めてあげたい!」という場面に出会える確率が高くなります。

実は、この瞬間が褒める最大のチャンスです。ここで素直に褒めてあげると、子どもに気持ちが伝わり、その結果、子どもの才能を開花させることにもつながるでしょう。

本日のまとめ

褒める

長く生きている大人に比べて、子どもは心のセンサーが優れています。下心を持って褒めると、すぐに見抜かれてしまうので、それはやめましょう。

褒めるときは、表情と声のトーンにも注意します。笑顔で、普段よりワントーン高い声で褒めると気持ちが伝わりやすくなるでしょう。

なにもないのに無理に褒める必要はありませんが、「すごい」と思ったところを日頃からメモしておく習慣をつけると、子どもの良いところに目が向きやすくなります。

そうなると、心から「褒めてあげたい!」と思える場面に出会いやすくなるので、その瞬間こそが子どもを褒めてあげる絶好のチャンスです。

明日ですが、「保存版!高校生の勉強法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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