先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
うちの子は学校から帰るとすぐ部屋に行きタブレットを寝るまでずっとしてます。休日は一日のほとんどしてます。
お風呂にも脱衣場まで持っていきやってます。食事中もイヤホンしながらしてます。トイレに行くときも持って入ります。
受験生なのに勉強もほとんどしません。このままだと希望高校は危ないです。とにかく家にいるときは何もしません。
お手伝い、勉強、片付けもしなくて困っています。注意するとイライラした口調で話すことが多いので親子の会話もほとんどしてません。
どのように解決したらいいのでしょうか?
子どもがずっとイヤホンで食事中も音楽を聴いていたら、「自分と話したくないのでは?」と、とても辛い気持ちになると思います。
そこで本日は、そうなってしまった原因と、今すぐできる解決法をお伝えします。今回の内容を実践していただければ、1~3ヶ月で状況が改善します。
その結果、親子の会話も増えて、勉強などにも意欲的に取り組めるようになると思うので、参考にしていただければ幸いです。
家の中でイヤホンで音楽を聴く理由
結論からいうと、子どもがイヤホンで耳を塞ぐ理由は、親と話をしたくないと思っているからです。(厳しい話でごめんなさい)
なぜなら、子どもは親と話をしたければ、学校から帰ったらまずリビングに行きます。
リビングに行って、お父様やお母様に「今日学校でこんなことがあった」という話をするでしょう。
しかし、今回の相談者のお子さんは、真っ先に自分の部屋に行ってタブレットをしています。これは、親と距離を取ろうとするからこその行動です。
では、どうすればイヤホンをやめさせることができるのでしょうか。答えは、子どもが親と話したいと思う雰囲気を作ることです。
なぜ、子どもが親と話したくないと思うのか?
そもそも、なぜ子どもは、親と話したくないと思うのでしょうか。おそらく、子どもが言われたくない言葉を、親が無意識に言ってしまっているからです。
たとえば、「早くしなさい」「ドア閉めてって言ったでしょ」「まだテレビ見てるの?」「そんなんじゃ高校いけないよ」などです。
まずは、このような言葉を言っていないか、確認していたくのが良いと思います。もしそのような言葉を言っていないのにイヤホンをしているなら、一度、家の中の会話を録音しましょう。
音声を聞き直してみると、子どもの気に障るなにかの言葉を言っているのがわかると思います。その言葉を、ノートなどにピックアップして言わないようにすることが大事です。
笑顔で挨拶をしよう
子どものいやがる言葉を言わないようにしたら、次に子どもとコミュニケーションを取ることを心がけましょう。
コミュニケーションの基本は、挨拶です。笑顔で「おはよう」「おやすみ」「おかえり」という言葉を言ってみましょう。
最初は無視されるかもしれませんが、めげずに言い続けていただきたいと思います。
そうすると、子どもから「うん」とか「おう」など、返事が返ってくるようになります。
もし1ヶ月続けても返事が返ってこない場合は、子どもが嫌がる言葉をまだ言っているか、挨拶のトーンが暗いなどの原因が考えられます。
思い返しても自分では気づけないこともあるので、言っていることを録音してチェックしてみるのも良いでしょう。
本日のまとめ
子どもは親と話したくないからイヤホンで耳を塞ぎます。そこで、親と話したいと思える雰囲気を作ることが、解決への糸口です。
そこで、子どもが嫌がる言葉である「早くしなさい」「そんなんじゃ高校いけない」などを言わないように意識します。
次に、笑顔で挨拶することを心がけましょう。1ヶ月経っても効果が表れないときは、嫌がる言葉を無意識で言っている可能性があります。
家の中の会話を録音して、チェックしてみましょう。
明日ですが、「千葉県と横浜市でPTA講演会を行いました!」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どもが食事中にイヤホンをする理由
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