「高校の勉強についていけるか不安」
「定期テストで良い点数を取りたい」
という悩みを持っていないでしょうか?実は、高校での勉強はそこまで難しくありません。あるポイントを押さえれば、誰でも簡単にいい点数を取れます。
そこで、元中学校教師で現在は年間3000組の親子の勉強をサポートしている道山ケイが高校生の勉強法について解説します。
この方法で勉強してくと、高校生でも引き続き定期テストで良い点数を取ることができます。その結果、大学受験の合格率もぐんと上がりますよ!
目次
大学受験の制度を理解することが、勉強を始める最初のステップ
大学受験は最近制度が変わってきました。日々制度が変わっていくので、この記事でお伝えすることが100%正解とは考えないでください。
ただ基本的な考え方は昔から変わっていないので、普遍的なことを解説していきたいと思います。まず理解してほしいのは、大学受験の3つの制度です。
①内申点の重要度が下がる
高校受験の合否は、どれだけ低くても3割、高い学校だと7~8割が内申点で決まります。
つまり、受験当日のテストで良い点数を取ることが大事ですが、それ以上に日ごろの定期テストで良い点を取って内申点を上げることが大事になります。
しかし、大学受験の場合は違います。指定校推薦やAO入試を狙っていくなら内申点は大事ですが、一般受験であれば内申点は中学校ほど関係ありません。
②赤点が続くと退学
中学校の場合は、社会で0点を取っても退学になることはありません。しかし、高校の場合は平均点の半分以下、つまり赤点を取ると退学させられてしまいます。
そこで、最低限赤点は取らない勉強を進めていくことが大事です。
③2教科で進学できる大学がある
高校受験の場合は、内申点が大事なので全教科の勉強を頑張らないといけません。
しかし、大学受験の場合は2教科で進学できるところがあります。極端な話、数学と理科だけ勉強しておけば入れる大学があるのです。
つまり、早い段階でどの教科に力を入れるのか戦略を練って、勉強していくことが大事になります。
受験に必要な科目は志望校によって違うので、必要な科目は鬼のように勉強を頑張りましょう。
仮に数学と理科の2教科だったら常に定期テストでは90点以上取る位の気持ちでいきましょう。
これが大学受験の高校生の勉強の大事な戦略になります。
国語の勉強は「現代文」「古文」「漢文」を分けて考えよう
中学校の国語は1教科になりますが、高校に行くと現代文・古文・漢文の3つに分かれることが多いです。そこで、それぞれ分けて考えていくことが大事になります。
現代文
まず、現代文ですが、「漢字を覚える」「問題集の答えを覚える」「教科書の音読」の3つが大事です。最低限、この3つをやっておけば、赤点を取ることはありません。
漢字ドリルなどを使って漢字を覚える、学校の問題集や小テストの答えを覚える、教科書の音読をして文章を頭に入れることを意識して、勉強を進めていきましょう。
古文
次に古文ですが、「古語を覚える」「文法を覚える」「音読をする」の3つが大事です。これさえやっておけば、テストで点数を取ることができます。
高校に入ると古語をしっかり覚えていかないと点数が伸びていきません。古語がまとまっている参考書を使って覚えていきましょう。
また、必要最低限の文法を覚えていかないと文章を読むことができません。問題集を参考にして、覚えていきましょう。
高校の場合は穴埋め式の問題が多いです。しっかり解くために古文の音読をして、文章全体を頭に入れておくことが大事になります。
漢文
漢文は、「返り点の付け方を覚える」「文法と漢字の意味を覚える」「教科書の音読」の3つが大事です。
レ点や一二点などをしっかりつけられないと、読み解けない文章が増えてくるのでしっかり覚えていきましょう。
また、文法や漢字の意味もしっかり勉強しましょう。漢文の漢字は、日本語の漢字とは、少し違った意味を持つものもあるので注意しましょう。
古文と同じように穴埋め問題が出ることが多いので、音読をしてその漢字を頭に入れておくことも大事です。
社会の勉強は「日本史」「世界史」「地理」「公民」に分けて考えよう
高校の社会は、中学とは違い分野が細かく分かれます。歴史分野でも、日本史・世界史の2つに分かれます。
公民の部分は、倫理や政治経済などに分かれます。学校によって違いはありますが、基本的にはこのような感じになります。
丸暗記が得意なら日本史と世界史、丸暗記が苦手なら地理がオススメです。ただ、覚える量は少ないですが読み解く力が必要になります。倫理政治経済はその中間になります。
①日本史・世界史
日本史・世界史の勉強法は中学と同じです。とにかくワークを繰り返して覚えるだけだからです。
深く覚えていきたい場合は、ムンディ先生が出している本が役立つので参考にしてみましょう。
>>ムンディ先生の一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書
>>ムンディ先生の一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書
②地理
地理に関しては、中学校と同じようにワークを繰り返して解き方を覚えていくことが大事です。
地理は覚えていくよりも読み解く力が必要になるので、繰り返し解いて解き方を覚えていき、わからない問題は先生に質問しましょう。
③倫理・政治経済
倫理や政治経済は覚える暗記と読み解く力が必要です。ワークを繰り返して、両方の力をつけることができれば、赤点を取る事はまずないと思います。
また、政治経済の分野は、時事問題が頻出します。日々、ネットでニュースをチェックし、気になるものはキーワードを覚えておくようにしましょう。
数学の勉強法は、全て同じ!基本問題に絞るのがポイント
高校の数学は、1・A、2・B、3・Cという感じで分かれます。理系の場合は全部使うところもあれば、2科目だけのところもあります。
文系の場合は1科目だけのところが多いです。勉強方法は中学と全く同じで、ひたすらワークを繰り返して解き方を覚えるだけです。
基本問題が理解できていれば赤点を取ることはありません。受験科目に必要ない場合は、学校の教科書に載っている例題を繰り返し解いて、基本問題は確実に解けるようにしましょう。
その後、学校の問題集の基本問題を解き、完全にマスターしましょう。
理科は生物、地学、物理、化学のポイントを押さえて勉強しよう
高校の理科は、生物・地学・物理・化学の4つに分かれます。生物は、覚えるだけで解ける科目になります。
物理は、暗記が少なく読み解いていく問題が多くなります。理科が苦手な場合は、生物を選択して丸暗記するのがおすすめです。
理科が好きだったり、数学が得意だったりする子は、物理をとって読み解いていく問題をすすめていくとよいです。
勉強方法は、中学校と変わりません。とにかくワークを繰り返し解いて覚える、語句を覚える、読み解く問題は読み解けるようにすることです。
学校から配布されている問題集や、授業で使ったプリントを何度も繰り返して知識をつけ、解き方を覚えていきましょう。
英語の勉強は中学校と同じだが、1つだけ異なるところがある
高校の英語は、中学校と同じ勉強方法です。最初に、英単語、英熟語、文法を覚えましょう。
このあと、中学校の場合は教科書を丸暗記するというステップがありました。高校では、この勉強は省いてOKです。
文章量が多いので、すべて覚えるのは時間の無駄だからです。教科書の音読をしっかりやって、文章構成だけ頭に入れましょう。
これらの勉強をしっかりやっておけば、基本的に赤点を取る事はないと思います。英語が受験科目として使われる学校は多いので、余裕があれば長文対策を進めていくことも大事です。
高校生に意識してほしい!勉強と部活の両立方法
今回お伝えした内容を意識して勉強を進めていけば、大学受験に必要な知識も身につき、合格率もぐんとアップすると思います。
ただ、部活をしていて、勉強の時間がなかなか取れないと、部活と勉強の両立に悩んでいる方も多いでしょう。
この場合は、次のページで解説している「勉強と部活の両立方法」を実践してみてください。
部活が忙しくて勉強ができていない場合、すぐに両立できるようになるはずです。
>>元教師が解説!勉強と部活の両立方法のコツに進む
【高校生にもおすすめ】勉強効率を上げる裏技
最後になりますが、現在私は、思春期の子どもとそのお父様お母様向けに、短期間で爆発的に成績が上がる方法を解説する勉強会を、全国で開催しています。
ただ、年に数回しか行っていないため、「参加してみたいけどなかなかタイミングが合わなくて行けない」という方もいらっしゃいます。
そこで、現在有料の勉強会でお伝えしている方法を無料でチェックできる「7日間で成績UP無料講座」というものがあります。こちらの講座では、
- オール5を取っている子が行っている勉強法
- ストレスなしで勉強量が増える計画の立て方
- 子どもが勝手に勉強を始める声掛け術(親向け)
高校生にも役立つお話をしているので、よかったらこちらも参考にしていただけると嬉しく思います。
>>7日間で成績UP無料講座の詳細はこちら
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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