「生活作文の書き方がわからない」
「高得点を取るためのポイントを知りたい」
という悩みを持っていないでしょうか?実は、ある方法を使えば今まで苦手だった生活作文が、驚くほどスムーズに書けるようになります。
そこで、元中学校教師で現在は年間3000組の親子の勉強をサポートしている道山ケイが、生活作文で高得点がとれる書き方について解説します。
この方法を実践すれば、短時間で終わるのはもちろん、優秀賞を狙うことも可能です!
目次
小学生・中学生・高校生別!おすすめのテーマ
生活作文の書き方は、小学生、中学生、高校生どの年齢でも流れは同じです。しかし、取り扱うテーマは、年齢ごとに変わります。
たとえば小学生の場合、家族との思い出をテーマにするといいです。何らかの思い出はあると思うので、書きやすいからです。
次に、中学生の場合は、学校行事や部活動をテーマに書くといいです。なぜなら、普段部活があるため、家族で出かけることが少なくなるからです。
家族の思い出が書けないため、誰でも必ず体験する学校行事や部活がおすすめになります。
最後は、高校生です。高校生はもう少しレベルを上げるために、「ボランティア活動」や「留学」などをテーマにするといいでしょう。
海外留学ほどのものでなくても、地方にホームステイする体験などでもいいです。普段得られない体験についてまとめると、高評価が得られるでしょう。
生活作文のコツは「時事ネタ」を入れることと
生活作文の点数を上げたい場合、時事ネタを加えるといいです。たとえば、2011年には東日本大震災がありました。
こういった年は、東日本大震災に絡めて「地震について学んだ」「揺れて怖かった」などの体験談を入れると、文章に深みが出るからです。
2020年だと、コロナウィルスで外出できなくなくなりました。こういった経験から、何を学び、感じ、どう生活が変わったのかを書くのです。すると、文章の深みが出てきます。
部活動に絡めていくなら、自粛期間中は部活動ができなかったので、その間にどのようなトレーニングを行ったのか、どのような気持ちの変化があったのかを書きましょう。これだけで、生活作文が書きやすくなり、点数も上がります。
ゴールから逆算して、文章を書いていこう
生活作文でやってしまいがちなミスがあります。それは「こんな思い出ができた」「楽しかった」等で終わってしまうケースです。これではいい点数はとれません。
そこで、生活作文のゴールは、自分の成長につなげるようにしましょう。ここに向かって、文章構成を作っていくのです。
たとえば、コロナウィルスで部活が中止なった場合、こんな感じでまとめましょう。
「コロナウイルスのせいで部活ができなくなりました。このまま何もしないと、体力が衰えてしまうと思ったので、毎日1時間自主練をするようにしました。学校が再開した現在でも、続けることができています。コロナウイルスのおかげで、自主練の習慣をつけることができたので、部活が再開した後でも頑張りたいと思います」といった感じです。
楽しかった!という感想で終わるのではなく、最後は自分の成長につなげる文章にするようにしましょう。
書き始めのコツは「ニュース」と「第三者の言葉」
生活作文の書き始めに悩む子もいます。そこで、誰でも簡単にできる書き始めの仕方を2つ紹介します。
ニュースから抜粋する
1つ目は、ニュースから抜粋する書き方です。たとえば、
朝、テレビをつけると、戦後初の緊急事態宣言が発令されたことがニュースになっていました。
という感じです。こういった、ニュースから抜粋して文章を書き始める子は少ないので、他の子と差別化できます。
第三者の言葉からスタート
2つ目は、第三者の言葉から書き始めるパターンです。たとえば、
「明日から、学校が休みになったよ」
その日私は、母親のこの一言で目覚めました。
といった感じです。最初に誰かの言葉が書いてあるパターンも少ないので、目立つ文章になります。
このように、一般的な書き始め方ではなく、少しだけ違った切り口で書き始めることで、文章のレベルが上がります。
生活作文は、3部構成でまとめよう
最後は、文章構成です。文章構成は、いろいろあります。起承転結や三部構成などが有名ですが、今回は1番簡単な三部構成について解説します。
序論
書き始めは、先ほど解説した第三者の言葉を持ってくるところから始めます(この書きはじめではなくても大丈夫です)。
「明日から、学校が休みになったよ」
その日私は、母親のこの一言で目覚めました。
本論
次に、自分の体験談を中心に文章を書いていきます。部活動だったら、自粛期間中に何を行ったのか、自粛が開けて部活動でどんな練習を頑張ったのかなどです。
自粛期間中に何を学び、どういった気持ちの変化があったのかを織り交ぜながら体験談ベースで書いていきます。
翌日から、学校が休みになりました。もちろん、私が頑張ってきた部活も中止です。
最後の夏の大会まで残り3か月しかありません。このまま練習ができないと、体力が落ちてしまいます。
そこで私は、1日1時間自主練を始めることにしました。友達とはLINEでグループビデオ通話をしながら、みんなで毎朝9時から1時間、素振りをするようにしたのです。
結論
最後のまとめは、「最終的にどのように成長したのか」まとめていきます。
この経験を通して、私は二つのことを学びました。一つは、友達と当たり前に会える幸せです。もう一つは、毎日練習することの重要性です。
・・・
自主期間中は、みんなに会えず辛かったのですが、自主練という経験を通して自分に向き合うことができました。新たな欠点なども見えてきたので、今後も自主練を続けてさらに成長できるように頑張ります。
基本的な書き方が分かっていれば、文章がスムーズに書けると思います。生活作文を書く際には本日の流れを参考にしていただければ幸いです。
夏休みの宿題を最速で終わらせる方法
最後になりますが、生活作文が終わっても、夏休みの宿題は終わりません。読書感想文、問題集、ポスターなどたくさんあるからです。
そこで、次のページでは、夏休みの宿題を最速で終わらせる方法を解説しました。このやり方で進めていただければ、最短1日で終わります。
また、宿題をしながら夏休み明け最初のテスト対策をすることも可能です。よかったらこちらのページも参考にしてみてください。
>>夏休みの宿題を最速で終わらせる方法はこちら
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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