提出物ができない子のやる気を引き出す方法

やる気ない

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

愛情バロメータを上げる為、色々言わないようにしました。

日常のお願いは聞いてくれますが、家でのスマホのルールや学校の提出物や宿題が守れない、守れても回答を写してる(途中式がない)状況です。

勉強の必要性も親子で話し合いましたが、やる気が見られません。部活と塾は続けてますが、数学は2。唯一英語は4で楽しいようでちゃんと宿題もします。

せめて提出物はちゃんとやろうねと言いましたが半分くらいできてないようです。

お子さんが提出物や約束を守れないと、不安になりますよね。ここで間違った対応をすると、約束を破る人間になってしまいます。

そこで今回は「提出物ができない子のやる気を引き出す方法」について解説しましょう。

正しく対応することで、やるべきことができるようになります。親としての不安も、なくなるはずです。

大前提!提出物と勉強はわけて考える

約束

はじめに、提出物とテスト勉強は全く違うものです。そのため、わけて考える必要があります。

提出物は、学校の先生との約束です。これを出さないということは、先生との約束を破っているということになります。

そのため、きちんとやるように伝えましょう。やらない場合、叱ることも必要です。一方、テスト勉強は誰かとの約束ではありません。

あくまでも自分が将来行きたい高校の選択肢を増やすなど、自分のためにやるべきことです。

これはやらなかったとしても自分が困るだけなので、厳しく伝える必要はありません。

提出物をやらせる方法

ポイント

では、どのように提出物をさせればいいのか。良好な親子関係を作り、できるようになるまで手伝うことがポイントです。

まずは子どもが喜ぶこと(好きなご飯を作る、一緒に趣味を楽しむなど)をして、親子関係を良くしましょう。

たいていは、これだけでできるようになります。それでもできない場合、やり方がわからないか、やる必要がないと思っているかのどちらかです。

やり方がわからないなら、一緒にやってあげましょう。やる必要がないと思っているなら、きちんと話をすることが大切です。

勉強の必要性を伝えても効果はない

ご褒美

次に、テスト勉強です。これをやらせるために多くの方は、「勉強やっておくと将来行ける高校の選択肢が増える」などと伝えます。

ただし、あまり効果はありません。なぜなら、子どもは日頃から「勉強は大事」と言われてきているからです。

それでもやらないわけなので、言っても効果はないでしょう。では、どうすればいいのでしょうか。

大切なのは「動機付け」です。ごほうび作戦や志望校決めなどを通して、勉強した方が得だと思う仕組みを作りましょう。

テスト前にちょっとした目標とごほうびを一緒に決めるだけで、やる気は出る子は多いです。

本日のまとめ

親子で勉強

提出物とテスト勉強は全く違うものなので、わけて考える必要があります。提出物は先生との約束なので、必ずやらせましょう。

そのためには愛情バロメータを上げて、できるようになるまで手伝うことです。

テスト勉強をさせたい場合は、子どもが勉強したいと思える動機を作りましょう。

明々後日ですが、「塾が嫌な子どもの勉強スイッチを入れる方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!提出物ができない子のやる気を引き出す方法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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