先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1の娘が学校に全く行けません。精神科や心理カウンセラーのところには何年も通っていますがアドバイスはもらえません。
きっかけは小学校の時に難病が発覚し半年学校に行けなかったため、グループのできていた5,6年のクラスに馴染めなかったことです。
親子関係は良く部屋に篭ることもなくリビングで私の隣で明るく好きな物の話を毎日してくれます。どうすればいいでしょうか?
「子どもがなかなか学校に行かない」「誰に相談すればいいかわからない」、こんな悩みを抱えていないでしょうか。そこで今回は、不登校の解決法をお伝えします。
精神科医やカウンセラーに頼るべきかどうかの判断方法もお伝えするので、参考にしてみてください。
精神科医やカウンセラーの役割
基本的に、精神科医は心を安定させてくれる人です。カウンセラーは、心の疲れを取ってくれる人です。
つまり、不登校を解決する専門家ではありません。もちろん不登校の原因には、心や精神の疲れがあります。
そのため、精神科医やカウンセラーに心の疲れを取ってもらうことで、不登校が解決した事例もあるでしょう。
ただ、根本的な原因を解決したりアドバイスする専門家ではないので、この点は覚えておいてください。
※もちろん、佐々木正美先生のように、児童精神科医で不登校解決のプロの方もいますので、あくまでも割合の話です。
まずは良好な親子関係を作ろう
では、不登校はどうしたら解決できるのでしょうか。まずは、良好な親子関係を作りましょう。
親子関係が悪いと、子どもは家にいるだけでストレスを感じるからです。すると、学校へ行くためのエネルギーが足りなくなって不登校になってしまいます。
まずは、他愛もない話ができるところまで愛情バロメータを上げましょう。詳しい方法については、思春期の子育て講座で解説しています。
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なお、あなた自身が精神的に参ってしまい、子どもと向き合うことができないときはスクールカウンセラーを利用しましょう。心に余裕がないと、愛情バロメータを上げるのは大変だからです。
また、うつ状態まで悪化してしまったときは、精神科医に相談したほうが良いです。
行けない原因をチェック
愛情バロメータが上がって来ると、子どもは学校に行きたくない理由を親に話してきます。後は、その原因を解決すれば、学校に行けるようになります。
たとえば今回の相談者さんの場合は、クラスになじめていないことが原因です。ここが解決しないと、学校には行けません。
そこで、3つの方法で解決できるように進めていきます。1つ目は、担任の先生に相談することです。先生が上手に友達を作るサポートをしてくれれば、問題が解決するからです。
2つ目は、別部屋の利用です。カウンセリングルーム、適応指導教室、フリースクールなどを利用して、リズムを戻していきましょう。学校に戻るのは、ある程度のリズムがつかめた後でOKです。
3つ目は、転校して再スタートを切ることです。友達関係がリセットされるため、心機一転がんばることができます。
どの方法を取るかは、子どもと相談しながら進めてみてください。
本日のまとめ
スクールカウンセラーや精神科医は、不登校解決の専門家ではありません。解決のきっかけにはなっても、根本的な解決にはつながらないこともあります。
不登校を解決する時は、まずは愛情バロメータを上げて、親子関係を良好にしましょう。次に、学校に行けない原因をチェックして問題が解決できるように進めていきましょう。
明日ですが、「英語のリスニング対策法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!不登校は精神科に行けば治るのか?
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