先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小学5年生の娘がおります。昨年の5月から続いていた不登校が、週に2,3日ほど登校できるようになりました。ただ、家庭での勉強がぐっと減りました。
学校へ行くと疲れるから家ではやりたくない、自分のペースでやりたい、指示をしてほしくない、という感じです。
これから連続登校をして、勉強に意欲的になるにはどうしたらいいのでしょうか?
不登校だった子が、週2~3日登校できるようになったのは素晴らしいことです。ただ親としては週5日登校し、勉強だって頑張ってほしいですよね。
そこで本日は、不登校の子が週5日登校できるようになるまでのステップ、勉強を意欲的に頑張るために必要なサポート法をお伝えします。
不登校のレベルに関わらず、思春期の子育てで意識すべきポイントがあります。これができれば学校や勉強も頑張ることができ、学年トップも夢ではありません。
目次
まずは現状を理解しよう
はじめに、子どもの状況を理解することが大切です。相談者のお子さんは半年以上不登校だった状態から、週3日登校できるようになりました。
状況を見ると、良くなってきています。しかし、まだ完全に解決しているわけではありません。これを理解することが大切です。
この状態が理解できると、今やるべきことが見えてきます。
追いつくために最も大切なこと
結論、今の状態では勉強を頑張らせるべきではありません。不登校解決には、順序があるからです。
勉強を頑張らせるよりも、週5日学校に行くことができるようにすることを優先すべきでしょう。
不登校が完全に解決していないのに勉強を頑張らせると、子どもの負担やストレスが増えるからです。
すると、また毎日学校へ行けない状態に逆戻りすることもあるので、注意しましょう。
勉強に意欲的になる理想の流れ
不登校の完全解決を目指し、勉強にやる気を持たせるためにやるべきことは「愛情バロメータUP」です。
なぜなら、子どもが学校へ行けなくなるいちばんの理由は、愛情バロメータが下がっていることだからです(もちろん、他の原因であることもあります)。
そこで、子どもの好きなご飯を作ってあげる、話をしっかり聞いてあげるなど、子どもの望みをできる限り聞いてあげましょう。
愛情バロメータは、子どもたちの行動するためのエネルギーです。これがあるからこそ、週5日学校を頑張ることができます。
毎日通えるようになったら、勉強を頑張らせよう
毎日通えるエネルギーがたまってきたら、少しずつ「動機付け」をしましょう。エネルギーがたまっていれば、勉強のやる気がでます。あとは、
- テスト2~3週間前からテスト当日まで:テスト勉強
- それ以外の期間:休んでいた時の勉強の復習
本日のまとめ
不登校が改善に向かっていても、やるべきことは勉強ではありません。まずは、不登校を完全に解決させることが大切です。
順序を間違うと、不登校に逆戻りすることもあるので注意しましょう。
明後日ですが、「勉強のやる気が上がる親の習慣TOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!不登校から勉強で追いつくまでの流れ
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