先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
子どもが望むことをすると、わがままになることはないのでしょうか?
子どもが望むことをしようとしても、腹が立ってイライラして爆発してしまいます。
子どもをまるごと愛するのは頭ではわかっているつもりでも難しいです。
私は今までに「子どもの望むことはできる限りしてあげましょう」とお伝えしてきました。
親が要求を聞くことで、子どもは親のことを信頼し、親子関係が良好になるからです。
しかし考え方を間違えると、子どもはわがままになってしまったり、親もイライラしたりするでしょう。
ここでは、聞いていい要求と悪い要求の判断方法をお伝えします。これがわかれば、子どものわがままへの対応がわかり、子育てに自信を持てるはずです。
わがままとは何か?
そもそもわがままとは、「自分がしたいように生きること」です。たとえば、
- コーヒーが好きだから、毎日飲む
- 服が大好きだから、お小遣いは全部服につぎ込む
どちらも誰かに迷惑をかけているわけではないので、問題にはならないでしょう。
つまり、わがままがダメなのではなく、「人に迷惑をかけるわがまま」が良くないのです。
おそらく今回の相談者のお子さんは、「人(特に親)に迷惑をかけるわがまま」をたくさんしている状態だと思います。
聞いていい要求とダメな要求の違い
では、なぜ子どもは、人に迷惑をかけるわがままをしてしまうのでしょうか?これは、聞いてはダメな要求まで聞いているからです。
親が何も用事がない日に「服を買いたいから、イオン連れてって」と言われたとしましょう。これは、聞いていい要求です。
誰にも迷惑をかけるわけではないからです。一方、親が仕事の日に「イオン連れてって」と言われた場合、休んでまで連れていく必要はありません。
職場に迷惑がかかるからです。ここまで聞いてしまうと、子どもは人に迷惑をかけるわがまままを言うようになります。
子どもがダメな要求をしたら?
では、こういったお願いをされたら、なんと言えばいいのでしょうか?答えは「気持ちを理解した上で毅然とした対応で断る」です。
「イオン行きたいよね。楽しいしね。ただ今日は仕事だから行けないよ。代わりに、今週末に行こうか」という感じです。
気持ちを頭から否定されているわけではないので、子どもの反発は減るでしょう。
人に迷惑をかけること以外にも、人を傷つけること、法律やルールに違反することは、聞いてはいけません。
本日のまとめ
子どもが人に迷惑をかけるわがままを言う場合、聞いてはダメな要求まで聞いている可能性が高いです。
ここをしっかり対応することで、子どもが無茶なことを言うことがなくなります。イライラすることも減るはずです。
明日ですが、「今、プレゼンの授業を頑張るべき理由」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どものわがままはどこまで聞くべき?
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