先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3女子です。勉強に集中できません。女優になりたいと本気で考えていて、学歴はなくても大丈夫と思っているのです。
行きたい高校はないと言い切る始末。ちゃんとした高校に入ったらオーディション受けていいよと言っています。
今は勉強に専念してほしい。どうしたらやる気を出してくれるのでしょうか?
子どもの夢は応援したい、けれど万が一夢が叶わなかったときの保険として高校に行かせたいという親の気持ち、すごくわかります。
ただ、子どもにどのように伝えたらやる気を出してくれるか、悩みますよね。そこで本日は、子どもの夢を応援できないときにやるべきことをお伝えします。
これができれば、子どもは夢を追いかけながらも、勉強も頑張ることができるはずです。
まずは親子関係をチェック
はじめに、子どもとの関係をチェックしてみましょう。親子関係が良好な場合、子どもは自分の本心を親に話すことができます。
どれくらい本気で女優になりたいかもわかるはずです。一方、親子関係が悪い場合、そもそも夢について話してくれません。
もしくは、高校に行きたくないため、なんとなく「女優になりたい」と言うこともあるでしょう。
つまり親子関係が良くないと、夢の本気度がわからないのです。まずは、良好な親子関係をつくることからはじめましょう。
最低限の基準を明確にしよう
親子関係が良好で、かつ本気で女優を目指しているなら、応援しましょう。ただし、高校という保険をかけるのは悪いことではありません。
女優という職業は簡単になれるものではなく、成功できるとは限らないからです。
そこで「女優になりたいなら全力で応援するよ!でも絶対に上手く行くものでもないから、一応高校だけは行ってほしい」と。
親子関係が良好なら、子どもも理解してくれるはずです。この時、高校ならどこでもいいのか、最低限偏差値〇以上なのかなどの、条件も伝えましょう。
これさえ達成できれば女優を目指すことができると思うと、子どももやる気が出るからです。
基準を高くしすぎないようにしよう
ただし、この基準は高くしすぎないことが大切です。たとえば、オール3の子どもに「オール4以上の高校にいくこと」を条件にした場合、
「やっぱり自分の夢を認めてくれていないんだ」と否定されているように感じるからです。また、レベルが高いと必要な勉強時間が増えます。
そのため、女優になるためのレッスンができなくなり、夢も勉強も中途半端になってしまうからです。
保険は最低限にして、それ以外は全力でお子さんの夢を応援しましょう。仮に叶わなかったとしえも、子どもはその時に応援してもらったことを一生覚えています。
本日のまとめ
「女優になりたい」という子どもの夢が本気の場合でも、高校という保険をかけるのは悪いことではありません。
このとき高校の最低限の基準を決めておくこと、その基準を高くしすぎないことが大切です。
明日ですが、「ゲーム依存と暴言が治り受験に合格した子のサポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どもの夢を応援できないときは?
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