先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子(小6)が家庭内のお金のもちだしが治らず、悩んでおります。
本人はもちだしをなぜするのか?犯罪であると伝えてもウンもういいから…と言って話し合おうとしません。
警察を呼んでも、児相に入っても、また繰り返します。少し多動症傾向があります。やめさせることはできるのでしょうか?
家庭内のお金を盗む、友達の物を盗む、万引きをするなどがあると、親としては悩みますよね。
そこで本日は、こういった問題行動をするようになる原因と、親ができる対応法をお伝えします。
やるべきことを正しいステップで行えば、必ず子どもに伝わるでしょう。問題行動が改善し、子育ての悩みも減るはずです。
結論!親子関係の改善が最優先
今回の場合、親子関係の改善が最優先です。これをしない限り、いくら親が叱ったところで子どもには伝わらないからです。
子どもだって、お金を盗むのは悪いこととわかっています。それでも親への反抗心や、学校や家庭でのストレスからやってしまうのでしょう。
まずは、親子で話ができるようになるまで、関係を改善させましょう。
やるべきこととしては、子どもを頭から否定しない、子どもの話をしっかり聞く、子どもの趣味に付き合って世界感を共有するなどです。
親子関係が改善するまでの間は?
上記のことを行っても、親子関係はすぐに改善するわけではありません。そのため、その間はお金を盗まれることのないように次の対策をしましょう。
まずは、取られない場所にお金を隠すことです。悪いことをさせるきっかけを、作らないようにしましょう。
そして、万が一盗もうとしたら厳しすぎない雰囲気で注意することです。いきなり厳しく叱っても、親子関係が良くない状態では伝わらないからです。
かといって、黙認もいけませんので、冷静に毅然とした態度で伝えましょう。また、盗むのを一定期間でもやめることができたら、褒めることも大切です。
ADHDが原因の場合は?
ADHDの子がもつ「衝動性」という特性から、お金や物を盗んでしまうこともあります。
こういった場合、精神科医に相談してみるのがいいでしょう。薬物療法により、衝動性を抑えることができるケースもあるからです。
ただし、薬だけでは解決しません。お金を盗む根本的な原因である、親への反抗心やストレスには、良好な親子関係作りが重要といえるでしょう。
本日のまとめ
お金を盗むなどの問題行動は、親子関係の改善が最優先です。子どもを頭から否定せず、子どもの話をしっかり聞きましょう。
子どもの趣味に付き合って世界感を理解するなども大切です。親の話を聞いてもらえる関係づくりをしていきましょう。
明日ですが、「高校受験9割落ちる子の特徴TOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!お金を盗む子どもへの対応法
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