何でも完璧にこなしたくなる完璧主義は、子育てにおいてはいいことはありません。
では、完璧主義で子育てをするとどんな悪いことがあるのでしょうか。今日は、2つのデメリットを紹介します。
予め頭に入れておくと、子育てに失敗することが減るでしょう。より良い子育ての仕方も紹介したので、合わせて実践してみてください。
完璧主義で子育てをするとどうなるか
完璧主義で子育てをした場合の1つ目のデメリットは、自分が疲れることです。
子どもを完璧にしたいと思うと、言わないといけないことが多くなってしまいます。言うことが増えると、それだけ疲れるでしょう。
2つ目のデメリットは、イライラすることです。子どもが話を聞かないと、親もイライラするでしょう。
この状態では、いずれ親子関係は悪くなります。つまり、親にとってデメリットが大きいのが、完璧主義の子育てなのです。
不完璧主義の子育てとは?
では、どうしたらいいのでしょうか。答えは、「不完璧主義」の子育てをすればいいのです。
子どもが学校に行けなかったり、勉強をしなかったりしても、生きているだけで十分(不完璧でも十分)と考えましょう。これなら、イライラしません。
さらに、「できて当然」ではなく「できたらラッキー」と考えましょう。「成績が上がらないからダメ」ではなく「成績が上がったらラッキー」と考えるのです。
「不完璧主義」で子育てをすると、子どもには無条件の愛情が伝わります。当然、親子関係は良くなるでしょう。
無条件の愛とは、ダメな事を許すことではない
" width="800" height="419" />ただ、「無条件の愛」というのは、子どもが何をしても全て許すことではありません。しっかりと叱り、ダメと言わなければならないこともあります。
特に「人に迷惑をかけること」「人を傷つけること」「法律やルールに違反すること」の3つについては、しっかりと教えましょう。
この「迷・傷・法」を教わらないまま大人になると、子どもの将来に悪い影響が出てしまうからです。
たとえば他人から相手にされなくなったり、最悪の場合は捕まってしまったりすることもあります。叱る基準を考えて、伝えるようにしましょう。
本日のまとめ
子育てを完璧主義でしようとすると、親も子どもも疲れてしまい、親子関係が悪化してしまいます。
そうならないように、無条件の愛が伝わるような「不完璧主義」の子育てを心がけるようにしましょう。その方が、子どもは努力できるようになります。
明日ですが、「子どもが物に当たるときの対処法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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