先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
不登校の高一の息子がいます。家を居心地良くし、過干渉をやめ、過保護を心がけて取り組んでいます。
最近は学校に行かない以外はごく普通に笑顔で過ごせており、体調も戻り、食欲もあり、近所の友達と遊びにでかけたりもしています。
学校に全く行かなくなり、6ヶ月経ちました。このまま待っているだけで動き出すものでしょうか?
待っているだけで動き出すかは、子どもによって異なります。親の働きかけが必要なケースも多いでしょう。
すでに良好な親子関係が構築されている場合は、本日お伝えする3ステップを意識してみてください。
中学生の不登校も、基本的な考え方は同じです。これができれば、子どもは将来に希望を持って進むことができるでしょう。
ステップ1.行けない理由を聞こう
親子関係が良くなれば、話ができるようになります。
「そろそろ高校のことを考えないといけないと思うんだけど、行きたくない一番の理由は何?」と理由を聞いてみましょう。
原因を解決しない限り、対策はできないからです。ただし、「学校に戻ってほしい」という気持ちを出してはいけません。
子どもはプレッシャーを感じて話せなくなるからです。
ステップ2.解決できる原因なら解決
子どもが原因を話してくれた場合、解決できる原因は、解決に向けて動きましょう。たとえば、
- クラスメイトにいじられるのが嫌な場合は、担任の先生に相談して話をしてもらう
- 勉強についていけないのが不安な場合は、家庭教師をつける
ステップ3.解決できないなら転校
一方、解決できない問題もあります。たとえば「将来やりたいことが学べない」などです。
この場合は、そこの高校にいる意味がないので、早めに転校した方がいいでしょう。ただし、全日制への転校はハードルは高くなります。
そのため、通信制高校に転校して大学受験をするなどの選択肢も考えましょう。一度、担任の先生に相談することが大切です。
今回の場合、すでに不登校になって6か月経過しています。そのため、進級は難しいでしょう。
再度1年生を行うか、転校するかのメリットデメリットを伝えて子どもに考えさせることが大切です。
本日のまとめ
高校生の子どもの不登校の対応であっても、大事なことは愛情バロメータUPです。これを行った上で、行けない理由を聞き、原因を解決していきましょう。
解決できない原因であれば、転校も検討していきます。ただし、最終的な判断は、子どもに考えさせましょう。
明日ですが、「叱らない子育てのメリットデメリット」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!高校生の不登校解決3ステップ
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