先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
勉強の内容に関しては本当に塾任せです。はっきりいって親の自分が勉強全然わかりません。何をどうサポートすればいいのでしょうか?
親自身が勉強を教えられず、塾任せにしているケースって多いでしょう。塾に丸投げするのは悪いことではありません。
親が細かく教えたからといって、成績が良くなるわけではないからです。ただし、「2つのこと」を意識する必要があります。
今回は「親がやらないといけない勉強のサポート法」をまとめました。これができれば子どもは自ら勉強するようになり、成績もぐんぐん上がるでしょう。
親がすべき3つの勉強サポート
子どもの勉強において、親がやるべきことは3つあります。
1つ目は、愛情バロメータUPです。親子関係が良くなれば、学校のストレスを発散できるからです。そのため、勉強するエネルギーが出てくるでしょう。
2つ目は、動機づけです。95%の子は勉強嫌いです。嫌いな勉強をさせるには、「勉強をするメリット」を親がつくってあげる必要があります。
3つ目は、脇役サポートです。多くの子どもは一人で勉強ができません。そのため、わからないことや勉強方法を教えるなどのサポートが必要です。
学習塾がサポートしてくれる部分とは?
上記3つの中で塾がサポートしてくれるのは、「脇役サポート」の部分です。たとえば、
- 効率のいい勉強法を指導
- 問題集や参考書の用意
- 解き方を教えてくれる
- 自習できる環境を用意
ただし、愛情バロメータUPや動機づけに関しては、基本的には塾でやってくれません。親が行っていく必要があります。
具体的に親は何をすればいい?
愛情バロメータを上げるためには、日頃から子どもの好きなご飯を作ったり、子どもの好きな会話をしたりしましょう。
動機づけに関しては、親子で一緒に目標とごほうびを決めて、嫌いな勉強を頑張れる仕組みづくりをしましょう。
中3の場合、「心の底から行きたい進路を見つける」などをするもおすすめです。
なお、学習塾に入れていても、丸つけ、単語カード作り、夜食の差し入れなど、親ができるサポートはできる限りしましょう。
子どもも「親も一緒に頑張ってくれてる」と感じた方が、勉強を頑張れます。
本日のまとめ
子どもの勉強において、親がやるべきことは3つあります。愛情バロメータUP、動機づけ、脇役サポートです。
この中で「脇役サポート」は、塾に丸投げしても大丈夫です。しかし残りの2つは、親が行わなければなりません。
良好な親子関係をつくること、勉強するメリットをつくることは、日々意識して行っていきましょう。
明日ですが、「言ってはいけない子どもを呪う言葉」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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