毎年お年玉をすぐに使い切ってしまったり、無駄遣いばかりだったりすると、子どもの将来が不安ですよね。
実は、お年玉の使い方を通じて、子どもの金銭感覚がわかります。これがしっかりできていないと、将来的に金銭トラブルにつながることもあるでしょう。
そこで今回は「お年玉の使い方でわかる!子どもの金銭感覚」をお伝えします。
正しいサポートを行えば、健全な金銭感覚を身につけることができます。子どもが将来お金で困ることを、なくすことができるはずです。
目次
お年玉の使い方からわかる子どものタイプ
お年玉の使い方で、子どものタイプを見極めることができます。それぞれの特徴を理解し、適切なサポートを知っておきましょう。
すぐに使い切ってしまう「浪費家タイプ」
将来的にお金に困る可能性がありますが、パッと使えるため事業などで成功する可能性も高いです。親が一部を貯金しておくなど、貯金の重要性を伝えることが必要でしょう。
ほとんど使わない「貯金家タイプ」
お金で困ることは少ないです。ただ、パッと使えないため人生を楽しむ機会を失うこともあります。お金を使うことの楽しさや重要性を伝え、親自身が節約しすぎない姿勢を見せることも大切です。
使う部分と貯金する部分のバランスを取ることのできる「計画性タイプ」
一番安全なタイプで、大きな問題は起こりにくいです。親としても、一番安心できます。基本的には口出しせず、本人の好きなようにさせてもいいでしょう。
どう使うか自分で決められない「優柔不断タイプ」
将来、人に振り回されたり、お金を取られてしまう可能性があります。親があれこれ指示するのではなく、自分で考える力を育てましょう。
どのタイプが良いのか?
上記4つの中でどのタイプが良いのかは、一概には決められません。時代や親の価値観によっても異なるからです。
たとえば、デフレ時代では貯金をする方が得でした。そのため、貯金家タイプが有利なことが多かったです。
ただ、インフレ時代では先に使った方が得な場合もあります。今後は、やや浪費家タイプの方がいいのかもしれません。
このように、時代や状況によって変わるため、親自身が「お金を使うべきか」「貯めるべきか」についてしっかりと考えておくことが大切です。
注意点:財布に多額のお金を入れさせない
子どもがお年玉でもらった多額のお金を持ち歩くことには、リスクがあります。たとえば、
- 友人や先輩に「お金持ってるなら奢ってよ」と言われる
- 「俺、こんなにお金持ってるんだぜ」と自慢して、周りから嫌われる
- 紛失した場合に長期間落ち込む原因となる
本日のまとめ
お年玉は、子どもにとって貴重な金銭教育のチャンスです。
使い方のタイプを見極め、それぞれの特性に合わせたサポートを行うことで、健全な金銭感覚を身につけさせましょう。
今年も1年、お世話になりました。来年もお役に立てる記事を精一杯配信しますので、引き続き読んでいただければと思います。良いお年をお過ごしください。
明日ですが、「登校しぶりの中学生への対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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