ゲームを許す、強制するの見極め方

ゲーム

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中学生の息子ですが、学習障害があります。親子仲は悪くないのですが、勉強の事になるとキレ、またゲームをさせろと言ってきます。

愛情バロメータを上げるためには、言われるがままゲームをさせればいいのでしょうか?

「ゲームをやめさせるべきかわからない」「子どものスマホ依存がひどい」と悩んでいないでしょうか?今回は、ゲームを許すべきか禁止すべきかの見極め方をお伝えします。

お子さんがゲームの時間を守れないと、禁止すべきか悩むと思います。実は、子どもの状況によって異なります。

今回の内容を理解していただければ、親としてどういう対応をすれば良いかわかるはずです。参考にしていただけると、うれしく思います。

愛情バロメータを上げる基本原則



最初に、愛情バロメータを上げる基本原則を2つお伝えします。1つ目は、子どもの要求(甘え)を聞くことです。

「お腹すいた」と言われたときに、おいしいご飯を作ってあげると、愛情バロメータが上がります。「ショッピングモールに行きたい」と言うなら、週末に連れていけばいいのです。

2つ目は、ダメなこと(わがまま)は叱るということです。未成年の子が「タバコが吸いたい」と言ったら、「まだ未成年でしょ。大人になったら自分で買いなさい」と言わないといけません。

また「夜中までゲームがしたい」と言ったら、「朝起きられなくなるから、最大でも12時までね」と伝えることが大切です。

ダメなことはダメと言うと、子どもは一時的に反発します。しかし、長期的には「自分のために言ってくれた」と感じるため、愛情バロメータが上がるのです。

「ゲームさせろ」は聞いてはダメ



今回の相談者さんの場合、子どもが命令口調で「ゲームさせろ」と言っています。これは、甘えではありません。

親に命令するのは、おかしいからです。こういった、わがままは聞いてはいけません。しかも、夜中までゲームをすれば朝起きられなくなります。

いずれ昼夜逆転になって体を壊すのも、目に見えています。これを許すのは、愛情ではありません。

甘えは聞いてOKですが、わがままは聞かないようにしましょう。

暴れて手が付けられなくなる時は?



ただし、一つ注意点があります。子どもの「ゲームさせろ」に対して「ダメ」と言うと、暴れる場合です。

通常暴れたら、警察を呼びます。ただ、「周りの目が気になって、警察は呼べない」という方もいるでしょう。

また、警察を呼ぶ前に手を出され、ケガをする可能性がある場合もあると思います。この場合、少し時間をかけてもいいです。

まずは、愛情バロメータを上げましょう。次に、親のたわいもない話を聞ける状態にします。次に、こちらの小さい要求(学校の帰りに牛乳を買ってきてもらうなど)を聞いてもらいます。

そして最後に、ゲームの時間を短くしていくのです。このように段階を経て、徐々にルールを守れるようにしていく方法もあります。

厳しくぶつかって、暴れるなら警察を呼ぶという対応が難しい場合は、こういった方法も検討してみてください。

本日のまとめ



愛情バロメータを上げる基本原則は、甘えを聞いて、わがままを聞かないことです。子どもの将来を考えて、ダメなことはダメだとしっかり伝えないといけません。

暴れるなら、警察を呼ぶまでです。どうしても難しければ、段階的に対応してもいいでしょう。ご家庭の状況に合わせて、対応を進めてみて下さい。

明日ですが、「子どもを伸ばす3つの投資法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!ゲームを許す、強制するの見極め方

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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