先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
主人がモラハラ気味で、子どもの短所や、否定することばかり言い、どんなに頑張っても決して褒めることはせず「結果が全てだ」と言います。
子どもの自己肯定感爆下がりです。私一人が頑張って、子どもは変わりますかね…?
家庭内でもよくあるトラブルの1つが、今回のご相談にもあるようなモラハラです。
モラハラは大人が相手であっても悪影響を与えますが、特に子どもが相手の場合には性格の形成にも大きな影響があります。
この記事では、モラハラは子どもに対してどのような影響を与えるのか、そして、片方の親がモラハラ気味な場合、どうすればいいのかを紹介しましょう。
お伝えすることを意識していただければ、パートナーの方がモラハラであったとしても、お子さんは問題なく育つはずです。
モラハラ教育をすると子どもはどうなるのか?
子どもに対してモラハラ教育を続けていると、大きく3つの悪影響があります。
1つ目は、自己肯定感が下がることです。子どものころに褒められない、否定されるような教育を受けると「自分はできない人間だ」と思ってしまいます。
2つ目は、親子関係が悪化することです。子どもは何かあっても親から否定されると思ってしまうので、困った時に相談できなくなります。
3つ目は、家庭にいるのが辛くなることです。子どもは部屋に引きこもってできるだけ親に顔を合わせなくなったり、ひどいときでは家出したりします。
父親or母親のモラハラが酷い時は?
それでは、どちらかの親による子どもへのモラハラが酷い場合、どのように対応するのがいいでしょうか?
まず重要なのは、子どもを守ることです。モラハラ的言動があった時に、子どもの側に立って「この子も頑張っているんだから、そういうことは言わないで」と伝えましょう。
また、子どもに何かを言いに行こうとした時に、自分が代わりに伝えるのも方法の1つです。
パートナーが直接伝えると、子どもは萎縮するので、両者があまり関わらないようにしましょう。
自分の力で子どもを変えることはできるか?
パートナーがモラハラ気味な時、自分の力だけで子どもを変えることはできるのでしょうか?
答えは、パートナーの与えているマイナスよりも、自分の与えるプラスが上回っていれば、子どもは変わります。
ただし、与えているマイナスがあまりにも大きい場合、カバーしきれないケースもあります。
こういった場合は、一度距離を取ることも考えましょう。その場合は、子どもと相談をして決めることが重要です。
本日のまとめ
子どもへのモラハラは、性格形成や問題行動などにも大きな影響を与えます。
できるだけ子どもの側に立つようにし、それでも解決が難しい場合には子どもと相談してパートナーと距離を取ることも考えましょう。
明日ですが、「賢い子の親の習慣3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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