先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高1の息子が去年夏休みから無気力で勉強ができなくなり、不登校気味です。家では部屋でずっとゲームやYoutubeです。
15分でも勉強してほしいと声掛けすれば15分はやるのですが、自分で勉強やる気力は全く起きません。うざがられることもあります。
試験では最初の数問以外白紙で、集中力が続かないようです。心療内科に通いうつの薬も飲んでいますが、改善しません。
子どもが自ら勉強しない、学校への行き渋りがある、家ではゲームばかり。こういった悩みを持っているお父さんお母さんは、少なくありません。
そこで本日は、子どもがこのようになってしまう根本的な原因と、親ができるサポート方法をお伝えします。
ここでのポイントを意識することで、子どもも毎日笑顔で過ごせるようになるはずです。子育ての不安もなくなり、将来に希望を見出すことができるでしょう。
子育ての優先順位を考えよう
今回の相談者さんの場合、15分だけ勉強してほしいと子どもに声かけするのはやめた方がいいでしょう。子育てには、優先順位があるからです。
優先順位1「規則正しい生活ができる」
優先順位2「毎日楽しく学校へ行く」
優先順位3「勉強を頑張る」
基本的には、この順序になります。つまり規則正しい生活ができていないと、学校へ行かせる、さらに勉強をさせるというステップを踏むことはできないのです。
たとえば夜中までゲームやYoutubeをやっていたら、規則正しい生活とは言えませんよね。この場合やるべきことは、優先順位1「規則正しい生活を送れるようにする」ことなのです。
今の時点で勉強の話を出しても、やる気が起きないのは当然といえるでしょう。
うつ病は薬だけでは治らない
もう1つ、大事なポイントをお伝えします。うつ病は、薬を飲めば治るというものではありません。薬で治るならば、日本中に100万人以上うつ病で悩む方はいないでしょう。
もちろん不安や緊張を軽減させたり、睡眠障害を改善させたりなど、効果は認められています。しかし、それだけに頼るのは良くないのです。
うつ病は「愛情不足」と似ています。どちらも、生きる希望を失ってしまっている状態だからです。
そのため、うつ病の場合も薬だけに頼るのではなく、愛情不足を解消することを意識してください。
親からの愛情は心のエネルギーとなり、未来に夢や希望を持つことができるはずです。※もちろん、精神科医との連携も大切です。
愛情不足の解消法
親の愛情を伝えるには、「無条件の愛情」で子どもに接することが大切です。
無条件とは「あなたが元気に生きてさえいれば、お父さんお母さんは幸せだよ」という100%の愛情です。
一方、「勉強を頑張るなら認めるよ」というのは、条件付けといえるでしょう。これでは、子どもは親の愛情を感じません。
無条件の愛情で接することで、子どもは親の愛を感じ、人生に夢や希望を持つことができるようになります。
その結果、親が何も言わなくても勉強をしたり学校に行ったりするようになるでしょう。
本日のまとめ
子育てには、優先順位があります。無気力で不登校気味、家ではゲームばかりという子どもに大切なのは、勉強をさせることではありません。
子どもへ「無条件の愛情」を注ぐことです。親からの愛情を感じることで、子どもは生きる希望が出てきます。
すると規則正しい生活ができるようになり、学校や勉強にエネルギーを注ぐことができるようになるはずです。
明日ですが、「苦手科目を勉強できるようになった成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!勉強しないうつ病の高校生に親ができること
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