先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
不登校。高校に進学したいから学校へ行くと言って、行ったように装い、嘘をつかれています。気付かないふりをしていたけど、出席がまずいので怒りました。
先生の言う通りに何も言わない、好きなものを食べさせる、やりたいことをやらせるなど実践してきたつもりです。
でも全く良くなる気配がない。ただ甘えてるようにしか思えません。だるいから行かないという気持ちを尊重して、このまま引きこもらせていいのでしょうか?
子どもが高校に進学したいと言うなら、親としては叶えさせたいですよね。それなのにこの状況では、不安を感じてしまうでしょう。
しかし、こうなってしまったのには原因があります。本日はその原因と対応法を解説します。
これができれば自分の将来について前向きに考えるようになり、学校に行ってくれるようになるはずです。
考えられる2つの原因
高校に進学したいという思いはあるのに、学校に行っていないのには2つの原因が考えられます。
1つ目は、行け行けプレッシャーをかけているからです。まだ愛情バロメータが高くないのにプレッシャーをかけると、
子どもは「親がプレッシャーかけてくるから高校進学したいと言っておくか」という感じになります。
すると本心ではないのに、「高校に行きたい」と言うことがあります。
2つ目は、ダメな要求まで聞いているからです。子どもの要求を聞くことは大切ですが、ダメな要求を聞いても愛情バロメータは上がりません。
聞いてもいい要求とダメな要求の違い
では、聞いてもいい要求とダメな要求は、どのように判断すればいいのでしょうか。
暴言や理不尽な要求は聞いてはダメ、甘えや正当な要求は聞いてもOKと考えましょう。
たとえば夜中1時に「腹減ったから唐揚げ作れ!」というのは理不尽な要求です。親に対して言っていい言葉でもありません。
一方夕方に「お母さんお腹すいたから唐揚げ食べたいな」というのは、甘えであり正当な要求といえます。
ダメな要求まで聞いてしまうと、子どもはやりたい放題になってしまうので注意しましょう。
無条件の愛情+行けない原因を聞こう
今回の相談者さんがやるべきことは、行け行けプレッシャーをなくすこと。そして正当な要求だけを聞いて、愛情バロメータを上げることです。
これでも学校に行けない場合は、何か学校でトラブルが起きている可能性もあります。その場合、先生と連携して解決しましょう。
良好な親子関係ができれば、子どもは親に本心を話してくれるようになります。もしかしたら、「高校に行かず働きたい」と言うかもしれません。
まずは、何でも話し合える関係を作ることから始めましょう。
本日のまとめ
高校に進学したいと言っているのに学校に行かない場合、親がプレッシャーをかけているか、ダメな要求まで聞いている可能性があります。
暴言や理不尽な要求には、毅然とした態度で接しましょう。子どもが本心を話してくれる関係を作ることが、大切です。
明日ですが、「かけてはいけない無駄な教育費TOP5」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!高校進学したいのに学校へ行かないときは?
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