「子どもとの向き合い方がわからない」「子育てがつらい」こんな悩みを持っていないでしょうか。
実は、手放すだけで子育てが劇的に楽になる考え方が3つあります。これらは私が普段相談を受けていて、多くの親が持っているものだと感じています。
大事だと思っていたことであっても、できるところから手放してみてください。きっと子育てが楽になり、自然とうまくいくようになるはずです。
1.他の子や過去の自分との比較
1つ目は、他の子や過去の自分と比べることです。たとえば、友達の子は勉強を頑張っていて中学受験をする、一方うちの子はサッカーばかりしている。
こんな状況だと、なんだか負けた気になり焦りませんか。ただ、他の子と比べると、出来ないところに目が行くようになるので、子育てはどんどん苦しくなります。
なぜなら、子どもは一人ひとり、長所、短所、特徴が異なっているからです。勉強が得意な子もいれば、スポーツが得意な子もいます。
他人に優しくできる子もいれば、一人の空間が好きな子もいるのです。うちはうち、他は他という気持ちで子どもと向き合うだけで、子育ては楽になっていくでしょう。
2.将来への不安
2つ目は、将来への不安です。これも実は、考えすぎであることがほとんどです。
国際認知療法学会会長のロバートLリーヒ博士の研究によると、将来への不安のうち、実際に実現するのは13%だそうです。
さらに、そのうちの8割は自力で解決できるため、本当に困るのはたった「3%」だけという調査結果があります。
つまり、「この成績では高校に進学できないのでは?」と考えていても、97%は進学できるということです。
たった3%でネガティブになるよりも、97%に目を向けていくべきだと思いませんか?もちろん、不安な気持ちをバネに頑張ることはいいことです。
しかし、不安になりすぎた結果、過干渉となって親子関係が悪化するのは、もったいないでしょう。
3.子どもからの評価
3つ目は、子どもからの評価です。「子どもから嫌われたくない」と思いすぎると、ダメな事をダメだと言えなくなります。
すると、善悪をつけられない子になってしまうでしょう。そもそも、ダメなことを注意したからといって、嫌われることはありません。
嫌われるのは、子どもの人格を否定した叱り方をしていたり、要求を何ひとつ聞き入れていなかったりするからです。
親としてダメなことはダメと言いつつ、子どもの要求にはできる限り応える、ただしできないことはきちんと伝えていく、ということが大切です。
本日のまとめ
子育てをしていく上で、「他の子や過去の自分との比較」「将来への不安」「子どもからの評価」は手放しましょう。
これらに縛られていると、やるべきことが見えなくなり、子育てがうまくいかなくなります。
他の子と比べることなく、過度な不安を持ちすぎず、子どもと向き合っていきましょう。
明後日ですが、「子どもが学校説明会をサボるときは?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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