学校は、子どもにとって大事な教育の場です。ただ、何が何でも絶対に行かないといけないわけではありません。
状況によっては、学校を休んだ方がいい場合もあります。この記事では、学校を休んだ方がいいと判断できるサインを3つ紹介しましょう。
紹介するようなサインを子どもが出している場合、一度学校を休んだ方が、結果的に早く問題が解決することも多いです。無理に行かせて、悪化することを防げるでしょう。
いつもの時間に起きられない
1つ目のサインは「いつもの時間に起きられない」ことです。朝起きられないのは、大きく2つの原因があります。
まずは、疲れがたまっていることです。個人差はありますが、子どもは大人に比べると体力が少なく、どうしても疲れやすいです。
疲れがたまっている状態では、学校に行ってもきちんと授業を受けられません。無理せず1日休ませて、体力を回復したほうがいいでしょう。
次に、よく寝られないことです。何か悩みがある可能性が高いので、子どもから話を聞いてみましょう。
常にお腹や頭が痛い
2つ目のサインは「常にお腹や頭が痛い」ことです。人間は、心の不調が体にも影響を及ぼすようにできています。
たとえばお腹の場合は、下痢や便秘、「過敏性腸症候群」。頭の場合は「片頭痛」といった症状として出ることがあります。
立ち上がった時に立ちくらみを起こしたり、長時間立っていられなくなったりする「起立性調節障害」という症状も、体が出す不調のサインの1つです。
心にくると、鬱病になることもあります。こういった体の変化がある時は、強いストレスを受けていることが多いので、まずはその原因を探りましょう。
親に「学校に行きたくない」と相談してきた
3つ目のサインは「親に学校に行きたくないと相談してきた」です。
子どもが親に「学校に行きたくない」と相談するのは、かなりの勇気がいることでしょう。こういった相談をしてくるということは、よほどの理由があります。
学校でいじめを受けていたり、先生と合わなかったり、友達と喧嘩していたりするかもしれません。
こうした時に「大丈夫だから、頑張って行きなさい」というような態度を取ってはいけません。子どもにとって、一生残る心の傷になる可能性が高いです。
本日のまとめ
学校を休んだ方がいいサインは、「いつもの時間に起きられない」、「常に体調が悪い」、「学校に行きたくないと相談してきた」の3つです。
これらのサインを見つけたら、一度学校を休ませて、まずはその原因を探すようにしましょう。無理させると長期的な不登校になるので、注意が必要です。
明後日ですが、「子どもを愛せない母親の心理と対処法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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