先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1娘。テスト前、勉強をしなきゃとわかってはいるようですが、学校から帰るなりスマホを見てしまい、親が促さないとやり始めません。少しやって満足して休憩します。
どうしたら気持ちを切り替えて集中できるようになるのでしょうか?
集中力が高ければ、同じ勉強時間でも理解力は高まります。成績も上がりやすくなるでしょう。
一方、集中できていないと、いくら勉強を頑張っても効率が悪いため、成績は伸びません。
では、どういったサポートをすれば子どもの集中力を上げられるのでしょうか。今回お伝えするテクニックを実践すれば、集中力が上がり勉強効率もUPするはずです。
集中力を高めるいちばんのコツとは?
集中力を高めるためにいちばん大切なのは、「やる気」です。
「勉強しなければ」と思っていてもスマホを見てしまうのは、スマホを見たい気持ちが「勉強をしなきゃ」という気持ちを上回っているからです。
そのため、勉強のやる気を上げることで、自然と集中できるようになるでしょう。
そこで、子どもが「勉強したほうが得」と思えるような動機づけをすることが大切です。たとえば、
- アクティブ進路(子どもが何が何でも行きたい進路)を決める
- ごほうび作戦をやってみる
- 頑張りを褒める
学校から帰ってスマホを見るのは普通
学校から帰って、スマホを見るのは当然です。誰だって学校で疲れて家に帰ったら、一息つきたいと思うからです。
そのため30分くらい休憩していても、何も言わないようにしましょう。むしろ、ゆっくり休憩できるようにおやつを出してあげるくらいがベストです。
サボっているのではなく、疲れを取っていると考え、安心して休憩できる家庭をつくってあげましょう。やる気が出ていれば、その後机に向かえるはずです。
集中力は長く時間をチェックしよう
集中力は、何時間も続くものではありません。中学生では短いと10分、長くても45分くらいが限界でしょう。
その時間でタイマーをかけて、勉強、休憩を繰り返した方が勉強の集中力は上がります。慣れてきたら、少しずつ勉強時間を伸ばせば大丈夫です。
一度休憩し始めるとずっと休憩してしまう場合は、タイマーをかけるようにしましょう。メリハリをつけて集中する練習をさせることも大切です。
本日のまとめ
学校から帰って、スマホを見るのは当然です。少しくらいの休憩は、とらせてあげましょう。
子どもに勉強をさせるには、動機づけを行い、「勉強したほうが得」と思わせることが大切です。
タイマーを上手に使って休憩を挟みながら、短時間の勉強をくり返し行うことも、集中力を上げる上で重要でしょう。
明日ですが、「子どもの自己肯定感が上がった成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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