先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
気に入らないことがあると反抗的な態度で包丁等を持ち出し「自分は死んだ方が良い」と言います。中学生になってから3回あります。
SNSで知りあった人と交流したり、他校の年上の人と交流していたり。嘘をつくのでどこまでが本当なのかよくわかりません。
6年までは普通の子どもだったのにどうしてこんなにも変わってしまったのか、とまどうばかりです。
中学生になったタイミングで、子どもが別人のように変わってしまうことって少なくありません。親として、戸惑うのは当然でしょう。
でも、大丈夫です。子育ての力で、子どもが悪い方向に向かわないよう、予防や改善をすることはできます。
本日お伝えするサポート法を意識すれば、親子関係は改善し、反抗も落ち着くでしょう。子育ての不安も、軽減されるはずです。
考えられる2つの原因
今回のようなひどい反抗は、色々な原因が考えられます。本日はその中から、考えられる2つの原因をお伝えします。
1つ目は、「人格を否定している言葉を使っている」です。たとえば「あなたは本当にバカね」「何でこんなこともわからないの?」などです。
このような叱り方をしていると、子どもは親から愛されていないと感じ、自暴自棄になってしまいます。
2つ目は、「条件付けの愛ばかりになっている」です。「〇〇したらご飯作ってあげる」などの条件付けは、多くの方がされていると思います。
これが悪いわけではありません。状況によっては必要です。しかし、使いすぎると子どもは愛情を感じにくくなってしまいます。
子どもが何を求めているか考えよう
今回の相談者さんの場合、お子さんの愛情バロメータが下がっている可能性が高いです。そこで、子どもが何を求めているかを考えましょう。
たとえば多くの子は、安心して過ごせる家庭環境を求めています。そのため、夫婦喧嘩を子どもの前でやらないようにしたり、家で使う言葉をポジティブにしたりしましょう。
また、自分の要求(甘え)を聞いてもらえると、子どもは安心します。年齢的によくある要求は、出来る限り聞いてあげましょう。
すると愛情バロメータが上がり、未来に希望を持つことができます。ひどい反抗も減っていくでしょう。
自暴自棄になったときの対処法
「自分は死んだ方がいい」という発言は、「こう言ったら親は否定してくれるはず」「きっと自分の方を振り向いてくれるはず」という期待から言っています。
そのため「そんなこと言われたら悲しい、やめてほしい」というように、子どもの気持ちに応えてあげることが大切です。
人格を否定する言葉を言ってしまったのなら「あなたのことを傷つけちゃってごめんなさい、もう言わないようにするね」と謝罪も必要でしょう。
ただし、包丁を持ち出すのは、人を傷つける恐れのある危険な行動です。落ち着いたタイミングで、しっかりとやめるよう伝えることが大切です。
本日のまとめ
人格を否定する叱り方をしていたり、条件付けの愛情ばかりになっていたりすると、愛情バロメータが下がります。
悪化すると自暴自棄になったり、ひどい反抗期につながったりします。子どもの求めることをして、無条件で愛情を伝えていきましょう。
明日ですが、「子どもへの声かけは言い換えで上手くいく」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!ひどい反抗期に親はどう対応する?
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