何か言うだけで子どもが反発してきたり、会話がなくなって部屋に引きこもったりするようになったりしていませんか?
こうした問題行動は、親のアプローチが原因であることも多いです。
そこで本日は、2ヶ月で親子関係が改善した田中さんの事例を元に、親子関係を築く上で大切なことをお伝えしましょう。
同じような向き合い方をすることで、子どもの問題行動はなくなり、子育ても楽になるはずです。
田中さんの成果報告
田中さんのお子さんはもともと、夜遅くまでスマホをやっていて、課題が終わらず翌日遅刻して登校していたそうです。
それを親が注意するとケンカになり、親子ともにストレスや苦痛を感じる毎日でした。
そんな中、公認心理師でフリースクールの校長をしている小井出先生と私が共同で開催した「スマホゲーム依存解決勉強会」にご参加いただきました。
そこでお伝えした子育て法を意識したところ、1回の声かけで子どもが行動できるようになったそうです。
さらに親子関係が改善し、喧嘩をすることがなくなりました。まだたまにルールを守れない日もあるものの、改善に向かっているそうです。
この状態が続いていけば、いずれ問題なく解決ができると思います。
親が行った3つのサポート
では、田中さんはどういったことをされたのでしょうか。主に3つことを意識されたそうです。
- 子どもが興味を持っていることに、親も興味を持つようにしたこと
- ルールを守れなくても、すぐにスマホを取り上げるのをやめたこと
- 親が一方的に「こうしろ」と伝えるのではなく、子どもに「どうしたらいいと思う?」と聞くようにしたこと
親子関係が良くなった理由
1つ目の理由は、共通の話題ができたことです。
子どもが興味を持っていることに親が興味を持つことで、共通の話題ができます。すると、会話が増えるのです。
2つ目は、力で強制するのをやめたからです。スマホを取り上げるのは、力で押さえつけることと同じといえます。
すると、子どもも反抗するようになるでしょう。スマホを取り上げても、本質的な改善にはつながりません。
3つ目は、思春期の子は指示されるのが嫌いだからです。
このように、共通の話題を作ったり、力で押さえつけるのをやめたり、指示をするのをやめたことによって、親子関係が良くなりました。その結果、子どもは親とケンカする必要がなくなるのです。
また、親のことが好きになると、親と決めたルールも守ろうという意思が出てきます。これが、スマホ依存の改善にもつながったのです。
本日のまとめ
もし今、お子さんとの関係が悪かったら、田中さんが行った3つのことをやってみましょう。
短期間で親子関係が改善するはずです。また、親子関係を改善するテクニックはまだまだたくさんあります。
以下の講座で無料で解説しているので、よかったらこちらも参考にしていただければ幸いです。
>>思春期の子育て無料講座
明日ですが、「友達作りのサポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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