先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2の娘。わからないところを質問出来るタイプではなく、個別がいいと話し合い、塾から家庭教師に変えました。
しかし、携帯ばかりで宿題しかしません。どうしたらいいのかわからず悩んでいます。
子ども本人の希望で塾から家庭教師に変えたのに、スマホばかり触っているようではイライラしますよね。
そこで今回は、子どもが今の状況になっている原因と、勉強へ意識が向かうようにするサポート法をお伝えしましょう。
お伝えすることをやっていただければ、自分の意志でスマホをやめられるようになります。勉強時間が確保できるようになるため、成績も上がり、志望校の合格にも近づくはずです。
子どもが勉強せずスマホを触る理由
そもそも、なぜ相談者のお子さんは、勉強せずスマホを触ってしまうのでしょうか。主な原因が3つあります。
1つ目は、やる気が出ていないからです。スマホを我慢しようと思えるほどのやる気がないと、机には向かえないでしょう。
2つ目は、自律性が低いからです。やる気があっても、目の前にあるゲームやスマホがあると、誘惑に負けてしまうこともあります。
3つ目は、友達関係でトラブルが起きているからです。友達とのトラブルがあると、LINEなどが気になってしまい勉強に集中できないでしょう。
友達とのトラブルの場合は、先生と連携して解決するしかありません。1、2つ目は親の向き合い方で改善することができます。
やる気が出ていないときは?
やる気が出ていない場合は、何をすればやる気が出るかを親子で話し合うことが大切です。おすすめは、次の2つの方法です。
1つ目は、「アクティブ進路決め」です。子ども自身が、心の底から行きたいと思える進路を決めていきましょう。
これが決まれば、スマホをやっている時間がもったいないと思えるからです。志望校に合格するために、目の前の娯楽を我慢できるでしょう。
2つ目は、「ごほうび作戦」です。ごほうびがあると、それをもらうために勉強を頑張ることができます。
子ども一人ひとりによって、何でやる気が出るか違うため、まずは話し合いをするといいでしょう。
自律性が低い場合は?
自律性が低い場合、練習して養っていくしかありません。たとえば、
- 「今から15分だけ勉強する」と決めて、その間はスマホの音を切って目に入らないところにしまう
- ついスマホを触ってしまうなら、勉強中だけ親が預かる
たとえ最初は15分しか集中できなくても、自律性が養われてくると、20分、30分と我慢して勉強できるようになります。
まずは少しずつ、勉強に集中できる時間をつくっていきましょう。
本日のまとめ
子どもが勉強に集中せずスマホを触ってしまう原因は、やる気がない、自律性が低い、友達トラブルの3つであることが多いです。
相談者さんの場合、まずはこのどこかに原因がないかチェックしてみましょう。その部分を改善することで、スマホを我慢できるようになると思います。
明日ですが、「子どもに英語は習わせるべき?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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