勉強部屋の室温について、意識したことってありますか?なかなかそこまで、意識できないですよね。
実は、部屋をある温度に保つことで、勉強効率が上がり、子どもの成績が上がると言われています。
そこで今回は、勉強する時の理想的な室温についてまとめました。子どもの勉強へ向かう姿勢も変わり、集中力が続くようになるはずです。
アメリカのコーネル大学の研究
アメリカのコーネル大学が行った、室温の違いによるタイピストの仕事量を調査した研究があります。
この研究結果によると、室温25度のときは20度のときと比べて、ミスは40%減少し、達成率が150%に向上したそうです。
わずか温度を5度上げるだけで、ミスが減り、1.5倍も仕事量が増えるとは驚きですよね。
もちろん、環境への配慮や電気代の負担増もあるのでやりすぎは良くありません。しかし、できるだけ25度に近づけた方が、作業量や勉強量が増やせるということです。
成績が上がると得られるリターン
厚生労働省が公表している「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、男性の生涯賃金は、
中卒:1億9870万円
高卒:2億1280万円
大卒・大学院卒:2億6910万円
だそうです。つまり、大学を卒業できれば、高卒と比べて5000万円くらい収入が増えることになります。
そのため、電気代が増えても、勉強効率が上がって最終学歴をよくすることで、最終的なリターンが増えるでしょう。
室温以外で勉強効率を上げる方法
室温以外でも、勉強効率を上げる方法があります。そのひとつが、「スタンディングデスクに変える」という方法です。実際に、
- 立って作業しているときの方がミスが減った(2009年のドイツの研究)
- 全体的に7~14%スコアがアップした(テキサスA&M大学の研究)
血流が良くなるため、眠気を抑えられるという効果を実感しています。
子どもの成績を上げる上で、こうした環境を整えるといいでしょう。
本日のまとめ
海外の研究によると、室温25度と20度では、25度の方が40%ミスは減り、150%の達成率になったというデータがあります。
また、男性の生涯賃金を見ても、高卒よりも大卒の方が5000万円も高くなっています。
そのため、冷暖房を使って勉強に集中できる環境を作った方が、最終的なリターンが増えるといえるでしょう。
明日ですが、「私立で勉強についていけないときの対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
この記事へのコメントはありません。