先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校生の甥はマクドナルドが大好きです。その為、母親が料理するのは週1です。
愛情バロメータを上げるには週3の料理が必要だそうですが、この場合、週1の料理でも良いですか?
私は日頃から、「子どもの好きな料理を作ってあげると、親子関係が良くなる」とお伝えしています。
しかし、子どもがファーストフードが好きで、手料理の数が減ってしまうケースは、どうするのが正解なのでしょうか。詳しく解説します。
正しく対応をすることで、偏食も親子関係も改善できます。子どもの心と体の健康にも直結するため、学校や将来について前向きに考えられるようになるはずです。
愛情バロメータを上げる基本
子どもの愛情バロメータを上げるためには、「子どもが望むことをして、望まないことをしすぎないこと」が基本です。
たとえば、子どもがマクドナルド好きなのに、無理やり手料理を食べさせても子どもは満足しないでしょう。
子どもが望んでいないことを押し付けている状態なので、愛情バロメータが下がってしまう可能性があります。
しかし、子どもが望むからといって、毎日マクドナルドを買ってきてあげるのは適切ではありません。なぜなら、健康に害が出るからです。
毎日マクドナルドを食べたらどうなるか?
実際にダミアン・バーゴインという方が、14年間毎日マクドナルドを食べ続けるという実験を行いました。
その結果、彼の体重は216kgに達し、健康状態は非常に悪化。寝たきりになってしまったそうです。
こうした例からわかるように、子どもが毎日マクドナルドを食べ続けることは、体と心に大きな負担をかけてしまいます。
それを許すことは、親としてやってはいけないことでしょう。一つ誤解がないようにお伝えしておくと、マクドナルドが全て悪いわけではありません。
毎日、偏ったものを食べすぎるということがよくないわけです。毎日、「牛丼を食べる」「カップラーメンを食べる」などでも、同じことが起こるでしょう。
マクドナルド好きな子の愛情バロメータ子育て法
では、どのようにお子さんに接していけばいいのでしょうか。マクドナルドが好きな子どもには、次の点を意識しましょう。
1つ目は、マクドナルドを完全否定するのではなく、その楽しみはきちんと認めてあげることです。ただし、食べ過ぎが体に与える害についてはきちんと伝えましょう。
2つ目は、マクドナルドはごほうびとして週に1回だけにしましょう。このときに、栄養バランスだけでなく、経済面についても話し合うのがおすすめです。
3つ目は、 ハンバーガーの手作りです。手作りすることで、野菜などを取り入れて健康的な食事にすることができるからです。
こういったことをできれば、子どもが好きなものを楽しみながら、健康的な食生活を送ることができるでしょう。
本日のまとめ
いくら子どもが望むとはいえ、毎日ファーストフードを食べさせていては、体と心に大きな負担をかけます。
栄養バランスを考え、健康や他の要素も考慮しながら、適度に子どもの望みを叶えることを意識しましょう。
具体的には、マクドナルドは週1回までにして、ハンバーガーを手作りしたり、他の好物などで補ったりしていくことが大切です。
明日ですが、「父親がすべき子育てTOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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