先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
「指示を減らし、できるだけ要求に応える」を実践してきました。
良い方向に向かう中、威圧的な態度を子どもがとってきて、嫌な気持ちになったので「そんな言い方されたから嫌な思いをした。先に寝るね」と言って離れました。
この対応はまずいですか?いつでも笑顔でいられるわけではなくて、人間なので嫌な気持ちになることもあります。
子どもが突然、威圧的な態度をしてくることって、よくあるでしょう。親としてもイライラしますし、辛いですよね。
そこで今回は、こうした態度をしてきたときに親がやるべき対応と改善法をお伝えしましょう。
この内容を意識できれば、お子さんと無駄にぶつかることもなくなります。親子関係も良くなり、将来子どもが社会に出たときにもうまくやっていけるはずです。
結論!離れてもOK
今回の場合、子どもと離れてもOKです。なぜなら、このまま同じ空間にいると喧嘩になるからです。
言い争いになるくらいなら、離れた方がいいでしょう。時間が経てば、親子ともに落ち着いて話ができるようになります。
もう一つ、理由があります。子どもに対して、イエスマンになってはいけないからです。子どもの威圧的な態度に何も言わずに従ってしまうと、さらにエスカレートするでしょう。
ダメなことをしたらダメというのは、親の仕事です。離れることで子どもに「今のは良くなかった」と思わせることができるでしょう。
大事なのは事前準備と翌日のフォロー
子どもの良くない態度を改善するには、事前準備とフォローが必要です。事前準備とは、親の話をしっかり聞いてもらえる関係を作っておくことです。
関係が悪いと、親がダメだと言っても聞いてくれません。そのため、日頃から良好な親子関係をつくっておきましょう。
その上で、子どもが落ち着いたタイミングでフォローすることが大切です。
具体的には、なぜ怒られたのか何がダメなのかを、翌日きちんと話し合いましょう。これをしないと、また同じことをくり返すことになります。
一緒に改善策を考えよう
次に、一緒に改善策を考えましょう。威圧的な態度をとってしまうのは、感情のコントロールができていないからです。
嫌なことがある度にこうした態度をとっていては、社会に出たときに通用しないでしょう。
今後同じような場面で威圧的な態度をしなくても済むように、どうすれば良かったのかを一緒に考えるのです。
子ども自身どうすればいいのかがわからないケースも多いので、親子で一緒に話し合いましょう。
本日のまとめ
子どもが酷い態度をしてきて言い争いになりそうだったら、その場を離れていいです。
親子関係が良好で、ダメなことはダメだとしっかりと伝えていれば、子どもは「よくないことをしてしまった」と理解できます。
落ち着いたタイミングで、どのような言い方をすれば良かったのかを一緒に考えることが大切です。
明日ですが、「スマホとゲームのルールを守れるようになった成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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