高校は、義務教育ではありません。成績が落ちてしまうと、留年や退学につながることもあるでしょう。親として、これは避けたいですよね。
では、どのようにやる気を引き出していけばいいのでしょうか。適切な方法を行うことで、高校生の子どものやる気はUPします。
自ら机に向かって勉強を頑張れるようになったり、進路や就職先について前向きに考えることができるようになったりするはずです。
高校生の子育ての大前提
はじめに、高校生の子育てにおける3つの大前提をお伝えします。
1つ目は、高校は義務教育ではないということです。勉強をしたくないなら、働くという選択肢もあります。
親は「勉強したくないなら勉強しなくてもいい。けれどしっかり働きなさい」というスタンスでいることを意識しましょう。
2つ目は、高校生であっても親に甘えたい気持ちがあるということです。「もう高校生なんだから」と言わず、求められたことはできる限り対応してあげましょう。
3つ目は、ティーチング(教える)からコーチング(導く)へと切り替えることです。親があれこれ教えるのではなく、子どもが自分で考えるサポートをしてあげましょう。
勉強のやる気がないときは?
上記を踏まえた上で、やる気を出すための3ステップを行っていきましょう。はじめに、愛情バロメータを上げることです。
親子関係が悪いと、子どもはやる気を出すことが難しくなるからです。親子の絆を深めることで、子どものエネルギーを高めていきましょう。
次に、やる気が出ない原因をチェックすることです。どのような理由でやる気が出ないのかを、子どもと話し合って確認しましょう。最後に、問題解決です。
- わからない問題がある場合は、親が教えるか家庭教師をつける
- 勉強が難しすぎると感じている場合は、今の学習を続けるか別のアプローチを試すかを話し合う
求められたら全力でサポートする
子どものやる気を継続させるためには、求められたことは全力でサポートしてあげることも大切です。たとえば、
- 夜まで勉強を頑張っているなら、夜食作りやマッサージをする
- 勉強の時間が足りないと感じているなら、お風呂の時間を子どもに合わせたり、宿題の丸付けを手伝ったりする
なお、どうしても学校を続けることが難しく、子どもが転校を決めた場合は、安心して新しい環境に移れるようなサポートが必要です。
学校の資料集めや見学などを行い、本人が自信を持って決断できるように環境を整えてあげましょう。
本日のまとめ
高校生の子どものやる気を引き出すには、適切な愛情とサポートが必要です。
求められたことはできる限り対応すること、親があれこれ教えるのではなく、子どもが自分で考えるサポートをすることを意識しましょう。
勉強に必要な体力や集中力をつけたり、必要な環境を整えることも親としての重要な役割です。
明後日ですが、「毎日マクドナルドを食べたい子の対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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