先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中三息子が、部活、勉強、やる気ない。いろんなストレスに毎日イライラしています。夜は遅いと3時頃まで、パソコンで漫画や動画を観ています。
宿題はなんとかやっています。生活を整えて欲しくて、朝食の時間に起きないと朝食、おやつ抜きと言うことをし始めました。
逆効果でしょうか。ちなみに夕食は夕方寝るので遅くなっています。
子どもが夜中まで漫画や動画を見ていたら、生活リズムが心配ですよね。さらに、部活や勉強にやる気がない姿を見ると、親もイライラしてストレスを感じるでしょう。
ただ、ここで間違った対応をしてしまうと危険です。生活リズムがさらに崩れて、不登校につながる可能性があります。でも、大丈夫です。
正しい方法を行えば、短期間で改善することができます。朝から活動的に動いたり、部活や勉強のモチベーションも上がったりして、成績もUPするはずです。
朝起きないと朝食・おやつ抜きはアリ?
そもそも、子どもが朝起きない場合、朝食やおやつを抜くという方法はありなのでしょうか?
これは、親子でルールを作って子ども本人が納得している場合は大丈夫です。ただし、私はおすすめしません。
なぜなら、朝食は子どもの成長に重要だからです。以前私が読者の方に行ったアンケート結果からも、朝食を食べている子の方が成績が高いことがわかりました。
子どもの朝食を抜くと、成績の悪化につながるのです。また、罰を与えるよりもごほうびを与える方が、子どもとしても気持ちがいいでしょう。
夜寝られないストレスを改善
では、具体的な解決ステップを紹介します。まずは、夜寝られない原因となるストレスを改善しましょう。
たとえば、夜遅くまで動画を見ている場合、それはストレスが溜まっている証拠です。
この場合、愛情バロメータを上げましょう。子どもの話を聞いてストレスを吐き出させ、根本的な原因を解決することが大切です。
塾で何かしら勉強のことを言われている場合は塾を変える、人間関係のトラブルがある場合は先生に相談するなどの対策を考えていきましょう。
朝起きたくなる理由を作ろう
次に、朝起きたくなる理由を作ることも効果的です。たとえば、毎朝自分が食べたい料理が用意されていると、それを食べるために頑張って起きようとするでしょう。
また、好きな動画を見ることができるなどのルールを作るのも効果的です。
起きないと罰がある仕組みではなく、起きるとごほうびがある仕組みにすることで、子どももモチベーションが上がります。
さらに、家庭の雰囲気が明るくなって、良好な親子関係を築くことにもつながるでしょう。
本日のまとめ
朝起きない子どもに朝食やおやつを抜く方法は、親子で納得している場合は可能ですが、おすすめはできません。
朝食は成長に重要ですし、罰よりもごほうびの方が子どもも気持ちがいいからです。まずは夜寝られない原因となるストレスを改善し、朝起きたくなるような理由を作りましょう。
明日ですが、「子どもの自己肯定感を高める方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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