人間関係に疲れてしまった不登校の改善法

中学生

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

先週から学校を休むようになりました。学校から帰ってくるとストレスからでしょう、イライラしてあたり、ゲームをしています。

私はストレスがはれるまで、息子を見守るように心がけ、息子の話を聞くようにしています。息子がなぜ学校に行けないかも聞きました。友達関係が辛いといいます。心が疲れるといいます。

学校に行くと時々一人になる時があり、辛いといいます。学校に頑張って行っても人間関係に疲れてまた学校に行けなくなってしまう息子に何を親としてしてあげればいいでしょうか?

不登校に関する相談は、最近とても多いです。その中でも、人間関係に悩んで学校に行けなくなってしまう子が増えています。

そこで本日は、人間関係に疲れた子どものケア方法と不登校改善ステップについてまとめます。

お子さんが現在、人間関係に疲れて学校に行けない場合、参考にしていただけると嬉しく思います。

ステップ1 ストレスを発散させよう

ゲーム

今回の相談者さんの場合、学校での人間関係に疲れてストレスが溜まってしまっている状態です。まずは、このストレスを発散させましょう。

この状態のまま「学校に行きなさい」「勉強をがんばりなさい」などと言ってしまうと、さらにストレスが溜まり、いずれ倒れてしまうからです。

そこで、お父様お母様にしてもらいたいことが、3つあります。1つは、一緒にゲームをすることです。今回の相談者のお子さんは、学校から帰ってゲームをしているとあります。

これを、お父様お母様もぜひ一緒にやってもらいたいのです。そうすることで、会話が生まれます。また、一人でやるよりも大勢のほうが楽しくできます。

2つ目は、話を聞いてあげることです。ゲームをしながらでも構いません。子どもの悩みを聞きながら「学校つらいよね」「無理しなくていいからね」と言ってあげましょう。

3つ目は、気分転換です。子どもが行きたいところがあれば、週末に連れていってあげるなど、気分転換になることをサポートしましょう。

今挙げた3つのことを1週間ほど続けると、子どものストレスはかなり軽減されます。これが、解決への最初のステップです。

ステップ2 学校の先生に相談しよう

相談する

次に、学校の先生に相談しましょう。今回の相談者のお子さんは、学校での人間関係に疲れたことが原因で不登校になっているので、もめている子が誰か、助けてほしいことなどを学校の先生に伝えましょう。

子どもが「先生には絶対言わないでほしい」と言うのなら難しいですが、前述したストレス解消法を試していれば、子どもは親を頼れるようになります。

その上で先生に相談することを提案すれば、子どもは受け入れてくれると思います。現状を話して、先生にも助けてもらいましょう。

席替えの時に、仲の良い子と席を近づけてくれたり、先生が話し相手になってくれたりするなど、学校が楽しいと思える工夫をしてくれるはずです。

ステップ3 フリースクールなどを検討

相談

ここまでお伝えしたことを試していただければ、子どもは学校に戻れるようになります。しかし、先生と合わない場合、再び不登校になってしまうこともあるでしょう。

そういうときは、フリースクールやカウンセリング登校を検討してみてください。今の学校に、無理して通う必要はありません。

子どもがストレスなく学校に通える環境を作ってあげることが重要です。フリースクールでもカウンセリング登校でも、きちんと通学すれば高校に進学できます。

それらが難しければ、転校しても構いません。新しい場所で再スタートすることも可能です。どのような方向で進めていくかは、子どもと相談して決めてほしいと思います。

本日のまとめ

笑顔

人間関係によるストレスが原因で学校に行けなくなっている場合、お父様お母様にしてもらいたいことは3つです。

「一緒にゲームをする」「悩みを聞いてあげる」「気分転換」の3つです。この3つをすると、子どもは親を頼れるようになります。

子どものストレスが軽減できたら、今度は環境を整える意味でも学校の先生に相談してみましょう。それでもダメなら、フリースクールや転校を検討しましょう。

明日ですが、「高校受験対策勉強会2019の様子」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!人間関係に疲れてしまった不登校の改善法

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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