子育てをしているときに、「しつけ」と「勉強」ってどのぐらい意識されていますか?もちろん、どちらも大切です。
しかし、これらよりも大切なことがあります。この優先順位を間違えてしまうと、しつけたくてもしつけられない状態になってしまいます。
また、勉強を一番の目的だと考えてしまうと、将来やりたいこともなく辛い人生を送ることになってしまうでしょう。
今回お伝えする内容を意識していただくことで、親子共に後悔しない楽しい人生を送ることができるようになります!
しつけよりも大事なのが「愛情」
子育てにおいて、重要なのは順序です。しつけよりも先に「無条件の愛情」を子どもに与えることが大切です。
たとえば、「靴を揃えて脱いでほしい」と伝えいたい場合、先に子どもに「たとえ靴を揃えなかったとしても、お母さんは自分のことを好きでいてくれる」と感じてもらうことが大切です。
子どもは、愛情をくれる親の言葉に耳を傾けやすくなります。愛情が足りないと、親の言うことを無視したり、反発したりするようになるでしょう。
つまり、まずは子どもの要求をできるだけ受け入れて、良好な親子関係を築くことが重要です。その上で、条件付きの愛情として「しつけ」を行っていきましょう。
勉強よりも大事なのが「人生設計」
勉強は「手段」であり、目的ではありません。勉強の目的は、夢を叶えるためです。
たとえば、「医者になりたい」という夢があるとしましょう。この場合、医学部に入る必要があり、勉強を頑張らなければいけません。
しかし、目的がないのにただ勉強をしているだけでは、やりがいを感じられず、高校3年生になったときに進路選択に悩む可能性が高いです。
ここで適当に進路を決めてしまうと、その後ずっと「やりたいことが見つからない」と悩み続けることになってしまうかもしれません。
勉強よりも大事なのは、子どもが将来どのような仕事をしたり、どのように過ごしたいのかを考える「人生設計」です。
人生設計をするうえで大事なのが経験
人生設計を考える上で大切なのは、さまざまな経験をさせることです。
過去の経験があるからこそ、自分がどんな人生を送りたいのかを具体的に考えることができるからです。そこで、親がすべきことは、
- さまざまな人と出会う
- さまざまな遊び、運動、体験をする
- 行ったことのない地域や国を訪れる
- 喜びや悲しみなど、感情が動く経験をする
本日のまとめ
子育てをする上で、しつけよりも先に無条件の愛情を与え、良好な親子関係を築くことが大切です。
また勉強は手段であり、人生設計を考えることが先決です。さまざまな経験を通じて、子どもの将来の目標を見つけるサポートをしましょう。
明後日ですが、「中学生の非行の原因と改善法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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