不登校の子どもの高校受験対策法

受験

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

子どもは中1のときに嫌がらせを受け、不登校になり現在中3です。少しずつ数学だけ勉強をし始め、分からないところは塾や私(母)が教えています。

勉強するのは週2日で、一緒にやろうと誘われます。 しかし、何に対しても面倒くさいと言い、ほとんど勉強をしないので、通信高校に行くにしても勉強したほうがいいよと言いたいです。

どう対応すればいいですか?

子どもが中3で不登校だと、受験が気になりますよね。なんとか勉強をさせなければ、と思ってしまう親の気持ちもわかります。

ただし、間違った対応をしてしまうと、今少しずつできている勉強すらできなくなってしまう可能性があるでしょう。

一方、正しく対応をすれば学校に戻れるようになったり、高校から再スタートできるようになったりします。将来の不安も減っていくはずです。

結論!勉強は高校に入ってから頑張ればOK

愛情

通信制高校に行くとしても、勉強を頑張った方がいいのは事実です。

ただし、今勉強を無理やりさせると、愛情バロメータが下がり、気力がなくなってしまいます。すると、
  • せっかく週2日行っている勉強もやらなくなる
  • 親子関係が悪くなって部屋に引きこもりがちになる
  • 高校に入学しても学校に行かなくなる
などのようなことが起こり、受験どころではなくなってしまうかもしれません。そのため、今は勉強のことは子どもに全て任せておくことが大切です。

最悪今やらなくても、愛情バロメータが上がっていれば、高校に入ってから自分でなんとかすることができるでしょう。

子どもがめんどくさいと言ったら?

親子

子どもが「めんどくさい」と言って勉強をしないときは、まずは「わかるよ、めんどくさいよね」と共感しましょう。

その上で「何か、お母さんの方でできることある?」と聞いてあげましょう。何か言ってきた場合、手伝ってあげることが大切です。

子どもがめんどくさいと言うのは、「まだ気力が出ていない」ということです。つまり、愛情バロメータが上がりきっていないといえるでしょう。

ここを上げない限り、ずっとめんどくさいと言い続けます。今の段階では無理に勉強させるのではなく、子どもの気持ちを受け止めるといいでしょう。

愛情バロメータUPのためにできること

褒める

今回の相談者さんのケースでは、愛情バロメータを上げるために2つのことを意識しましょう。

1つ目は「頑張っている部分をほめる」ことです。週2回勉強したり、塾に行っていたりすることを褒めてあげましょう。

2つ目は「子どもが求めることをする」ことです。料理を作る、一緒にゲームをするなど、子どもが求めていることを見極めて、時間を割いてあげましょう。

3つ目は「めんどくさい作業を行う」ことです。学校の資料集めや書類の提出などは、親がサポートしてあげましょう。

これらのことを行うことで、子どもは親の愛情をしっかりと感じることができ、愛情バロメータが上がるはずです。

本日のまとめ

入学

不登校の子どもの高校受験対策では、無理に勉強させず、愛情バロメータを高めることが大切です。

愛情が高まれば、高校入学後に自分で勉強を頑張る力がつきます。子どもが「めんどくさい」と言ったときは共感し、サポートしてあげましょう。

明日ですが、「しつけと勉強よりも大切なこと」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!不登校の子どもの高校受験対策法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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