先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2の娘は「面倒くさい」と「疲れた」が口癖です。何を言ってもやる気が起きないらしく、むしろどんどんやる気がなくなると言われました。
どう声かけをすればいいのでしょうか。
子どもが「面倒くさい、疲れた」ばかり言っていると、辛いですよね。何事にも前向きで取り組んでほしいと思うのが、親心でしょう。
そこで今回は、子どものやる気を取り戻す方法をお伝えします。上手にサポートをすることで、勉強や受験なども自ら頑張ることができるようになります。
一方、間違った声かけをしてしまうと、余計にやる気がなくなり、親子関係の悪化や問題行動などにつながるので注意しましょう。
まずは子どものエネルギーをUP
はじめにやることは、子どものエネルギーUPです。心と身体のエネルギーが足りないと、疲れたり面倒くさく感じたりするからです。
心のエネルギーを上げるためには、子どもが求めることにできる限り応えましょう。すると愛情バロメータが上がり、心のエネルギーとなります。
また、友達関係のトラブルなどの悩みがある場合も、学校の先生と連携して早めに解決しましょう。
身体のエネルギーを上げるためには、睡眠や食事をチェックすることが大切です。問題がある場合、改善することで体力が戻るでしょう。
学校生活をチェック
次に、学校生活をチェックしましょう。確認するポイントは、
- 遅刻せずに行けているか?
- 提出物は出せているか?
心身のエネルギーがあるにも関わらず、2つができていないのであれば、今はまだ一人でやるのが難しいだけです。
「丸付けだけ手伝おうか?」「朝起こしてあげようか?」と、親ができることをサポートしてあげましょう。
中2は一番やる気が出づらい時期
そもそも中2は、中学3年間で中だるみする時期です。特に夏休み明けは、気持ちが乗らなくて当然でしょう。
そのため「やることさえしっかりできているなら問題なし」と考えることが大切です。
勉強に関しては、テスト前にごほうび作戦などの動機付けをするのはOKです。ただし、反応しなければそれ以上何も言わないようにしましょう。
勉強のことを言いすぎてしまうと、親子関係が崩れるからです。その結果、子どもの問題行動につながるため注意しましょう。
本日のまとめ
「面倒くさい、疲れた」が口癖の子どもは、心身のエネルギーの回復が必要です。愛情バロメータを上げて、生活習慣を見直しましょう。
ただし、中2で学校に行けていて宿題もできているなら問題ありません。親は、必要以上のことを求めすぎないようにすることが大切です。
明日ですが、「不登校でも5教科合計40点UPした成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
この記事へのコメントはありません。