子どもがクラスのみんなと仲良くできなかったり、友達が少なかったりすることに悩んでいませんか?
ただ、「みんなと仲良くしなさい」という声かけは、あまりいいとは言えません。今回はこの理由をお伝えしましょう。
正しいことを子どもに伝えることで、学校生活は今よりさらに充実します。自分の将来も、前向きに考えられるようになるはずです。
「みんなと仲良くしなさい」はなぜ間違いなのか?
よく先生が言う言葉「みんなと仲良くしなさい」ですが、私は子どもに言わない方がいいと考えています。その理由は、2つあります。
1つ目は「そもそも全員と価値観が合うことは絶対にない」からです。
全員と仲良くしようとすると、自分の考えや性格を無理に変えなければならず、子どもに大きな負担がかかってしまいます。
2つ目は「気を使いすぎて疲れてしまうから」です。全員と仲良くするために気を使いすぎると、疲れから学校に行きたくなくなることがあります。
誰にでも、気が合わない人がいるのは自然なことです。無理に周りに合わせるようにさせないようにしましょう。
最低限守るべきマナーとは?
とはいえ、クラスに仲の悪い子がいると、居心地は悪くなってしまいます。そのため、子どもには次の2つのことを意識させるといいです。
1つ目は、最低限のマナー(挨拶や感謝を伝える、悪口を言わない、困った時には協力する)を守ることです。
たとえクラスに気が合わない子がいたとしても、その子と対立するのはいけません。最低限のマナーは守るようにさせましょう。
信頼できる友達が一人いれば十分
2つ目は、心を許せる友人を1人作ることです。学校生活を充実させるために、みんなに気を遣い、たくさんの友達を作る必要はありません。
信頼できる友人が1人いれば十分です(もちろん、自然と友達が増えるのはいいことです)。
この2つができていれば、無理にみんなと仲良くしようとしなくても、学校生活が充実します。
本日のまとめ
「みんなと仲良くしなさい」という言葉は、誤解を生みます。そもそも、クラス全員の子と価値観が合わなくて当然だからです。
無理に仲良くしよとすると大きな負担を感じ、不登校につながる可能性もあります。
そうなるくらいなら最低限のマナーを守った上で、気の合う友人が1人いればそれで十分だと考えましょう。
明後日ですが、「不登校時の甘えはどこまで聞くべきか?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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