子どもの成績がオール1になってしまうと、このままで将来が大丈夫なのかと心配してしまいますよね。
実は、オール2以下の子どもの場合、勉強の方法や勉強時間の問題ではなく、勉強以外の部分に原因がある場合がほとんどです。
そこで今回は、オール2以下やオール1近くの子の場合、どのようにそこから挽回するかをまとめました。
適切なサポートをすれば、成績は確実に上がります。うまくいけば、オール3や4も目指せるはずです。
目次
子どもがオール1になる3つの理由
はじめに、子どもがオール1になってしまう主な理由を3つお伝えしましょう。
1つ目は「親子関係の悪化」です。親子関係が悪いと、非行に走ったり無気力になったりすることが多いからです。結果的に勉強に集中できなくなるでしょう。
2つ目は「学校に行っていない」からです。どれだけ家で勉強を頑張っていても、パフォーマンステスト(プレゼン、作品など)の点数が取れないため、成績が下がってしまいます。
3つ目は「授業やテストを受けられない」からです。授業中の活動に参加できない、テストで寝てしまい点数が一桁などの場合は、内申点は下がります。
ADHDなどの特性で授業を逃避したり、集中できなかったりすることもあるでしょう。つまり、単に勉強ができないというより、心理的・環境的な要因が大きいといえます。
過干渉をやめ、過保護に接する
「親子関係の悪化」「学校に行っていない」という2つの点において親ができることは、過干渉をやめて過保護に接することです。
具体的には「勉強しなさい」「早く学校に行きなさい」と言いすぎるのをやめましょう。
かわりに、子どもの要求をできる限り聞き入れ、親子関係を改善することが重要です。
その上で、ダメなことはダメと伝えるタイミングを見計らい、問題解決を進めていきましょう。
親子関係が良くなれば、子どもは気力が出てきます。次第に学校や勉強のことも、前向きに考えられるようになるはずです。
授業やテストを受けられないときの対処法
授業やテストに参加できない場合は、その原因を知ることが重要です。よくあるケースは、「発達障害」です。
たとえば、ADHDで授業中にじっとしていられないなどの場合、学校の先生と相談し、必要であれば特別支援学級や通級を検討するといいでしょう。
特に、学校の先生は様々な子どもを見ているため、発達障害の傾向があるかどうか判断してくれます。気になることがあれば、相談してみるのがおすすめです。
また、クラスでのトラブルが原因になっていることもあるでしょう。この場合は、先生に仲介してもらい、問題を解決することが必要です。
勉強ができない場合は?
ここまでに説明した理由が全て問題ない場合、勉強面で成績が悪いということになります。この場合、
正しいやり方を教える
国語や英語は、教科書の音読や単語や漢字の意味を理解する。その他の教科は、ワークを繰り返し解く
わからないところを親が教える
親が無理な場合は、家庭教師等の力を借りるができていないということになります。この2つを行えば、オール2までは確実に上がるはずです。
本日のまとめ
子どもがオール1になるのは、親子関係の悪化や学校に行っていないこと、授業やテストを受けられないことが主な原因です。
過干渉をやめ、過保護に接することで親子関係が改善し、子どもの気力が戻っていきます。
また、授業やテストに参加できない場合は、発達障害やクラスでのトラブルなど原因を特定し、学校の先生と相談することが大切です。
明日ですが、「無気力な子どもの改善ステップ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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