子どものことを思ってやったことも、子どもがそれを愛情と思わなければ、愛情不足になってしまいます。
これは親が悪いわけではなく、親子で気持ちがすれ違っている状態といえるでしょう。そこで今回は、思春期の女の子が愛情不足となった場合に出てくる特徴を3つ紹介します。
もしこの特徴が出ていたら、早めに向き合い方を変えることで、愛情不足は改善できます。親子関係が良好になり、子どもの問題行動も落ち着いてくるはずです。
変化1.感情的に不安定になる
1つ目は、感情的に不安定になることです。女の子はただでさえ生理などで、男の子よりも感情が不安定になりやすいです。
さらに愛情不足になると、親が自分のことをどう思っているかに意識が向くため、より情緒不安定になります。
その結果、落ち込みやすくなったり、イライラしやすくなったりするでしょう。
この場合、親は子どもの話を聞いて、不安やイライラを吐き出させることが大切です。すると、少しずつ落ち着いてきます。
変化2.悪い意味で誰かに依存的になる
2つ目は、悪い意味で誰かに依存状態となることです。困ったときに誰かを頼ったり、自分の苦手部分を助けてもらったりするのは、いい依存です。
一方、その人がいないと生きていけないと思ったり、気持ちが不安定になったりする状態は悪い依存といえるでしょう。
親からの愛情を感じられないと、代わりとなる彼氏や先生からの愛情を求めてしまいます。その結果、「悪い依存」になってしまうのです。
そうならないためには、困ったときに親を頼れるような良好な親子関係を、日頃から作っていきましょう。子どもの正常な頼みを、できる限り聞くことがポイントです。
変化3.自己肯定感の低下
3つ目は、自己肯定感の低下です。子どもは親からの愛情を感じられないと、自分は価値のない人間と考えてしまうからです。
「何をやっても無駄」「どうせ上手くいかない」と考え、生きている価値がないとまで考えてしまうこともあります。
この状況を変えるためには、子どものいいところを認め、褒めることが大切です。すると自己肯定感が上がりつつ、愛情不足も解消されます。
「お母さんは、あなたが元気に生きているだけで充分幸せだよ」「勉強が苦手でも、いい所がたくさんあるよ」と、無条件の愛情で接するよう意識しましょう。
本日のまとめ
思春期の女の子が愛情不足になると、感情的に不安定、悪い意味で誰かに依存的、自己肯定感の低下に陥りやすくなります。
そうならないためにも、無条件の愛情で接して、子どもの不安な気持ちやイライラを吐き出させてあげましょう。困ったときに頼れる親子関係を、日頃から作っておくことが大切です。
明後日ですが、「宿題をしない中学生の改善法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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