子どもが部屋にずっと引きこもっている状態だと、将来が不安ですよね。なんとかして部屋から出したいと、思われるでしょう。
ただし、現在状況が改善していないなら、何かやり方を変えないといけません。間違ったやり方を続けていると、一生ニートになってしまう可能性もあります。
そこで本日は、実際に引きこもりが改善した事例を紹介しつつ、その原因や改善法を解説しましょう。
正しい対応を行えば、確実に状況を改善できます。
学校や友達との関わりも前向きに考えられるようになるため、毎日の生活が充実するはずです。
子どもが部屋に引きこもる理由
そもそも、なぜ子どもは部屋に引きこもってしまうのでしょうか。理由は主に、3つあります。
1つ目は「一人になりたいから」です。友達と電話したい、静かに過ごしたいなどの場合には、部屋で一人で過ごしたいと思うでしょう。
2つ目は「リビングの居心地が悪いから」です。夫婦喧嘩をしている、部屋がひどく散らかっている、親が落ち込んでいて暗い表情をしている。
こんな状況だと、子どもはリビングにはいたくなくなるでしょう。
3つ目は「親からのプレッシャーがある」からです。「勉強しなさい」「テストの結果は?」「学校に行かないの?」といった言葉をくり返しかけていませんか?
こうした言葉は、子どもを追い詰めます。状況がひどくなると、暴言を吐いたり部屋に鍵をかけて引きこもったりすることもあるでしょう。
引きこもりが改善した事例
ト山さんのお子さんは部屋に引きこもり、学校に行かず親の話を無視する状況になってしまったそうです。
そんなときに、私の思春期の子育てプログラムに参加してくださいました。そこでお伝えしたことの中から、
- 勉強の話をしない
- 子どもの好きなゲームを一緒にする
- 否定ではなく共感を示し、ゲームを通じて信頼関係を構築する
- 親自身のストレスを減らす(パートを辞め、ストレスを軽減)
さらに昼夜逆転が改善され、親の手伝いまでしてくれるようになりました。引きこもりが治っただけでなく、お子さんに笑顔が増えたのです。
子供の引きこもりが改善したメカニズム
ではなぜ、この4つのことを意識しただけで、子どもの引きこもりが改善したのでしょうか。
それは、リビングの居心地が良くなり、親からのプレッシャーがなくなったからです。
プログラムに参加される前のト山さんは、お子さんに「学校に行きなさい」「勉強しなさい」と繰り返し伝え、守らなければゲームなどを制限していました。
厳しい話、こういった状況ではお子さんがリビング出てきたくなくなるのは当然です。
ここでト山さんが対応を変えたことで、お子さんは安心してリビングに出てこられるようになりました。
子どもが部屋に引きこもっている場合、「もし自分が子どもだったら、このリビングに出てきたいと思えるか?」を考えてみましょう。
本日のまとめ
大切な子どもが引きこもりになってしまったら心配ですが、今回のト山さんの様に正しい方法で対応すれば必ず引きこもりは解消されます。
まずは子どものストレス、親自身のストレスを減らして安心できる家庭を作ることが大切です。
詳しい内容は、「思春期の子育て講座」でも解説しているので、そちらも参考にしてたいただければ幸いです。
>>思春期の子育て無料講座
明日ですが、「勉強しない子にイライラする時は?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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