子ども同士のトラブルに親は介入すべき?

トラブル

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

子どもの部活の同級生が、悪口を言いふらしてくるそうです。子どもが直接「やめてほしい」と本人に伝えたり、生活指導の先生から注意を受けたりしても、やめてくれません。

うちの子に落ち度があるのかもしれませんが、私は学校でのことはわからないのでどうしようもないです。

来年3年生で、1年の頃からなので、長く続いています。親としてはその子がなぜそんなにうちの子を嫌うのか原因が知りたいんですが、いい方法はありませんか?

子ども同士のトラブルが長く続くと、親として心配になりますよね。友達トラブルは、親としても介入しづらいため、対応に迷ってしまうでしょう。

とはいえ、生徒指導の先生が注意してもやめてくれない場合、きちんと親が対応していかなければいけません。

今の状況が続くと、子どものストレスとなります。部活をやめたり不登校につながったりすることもあるため、早めに対応することが大切です。

まずは先生に原因を聞いてもらおう

顧問

まずは先生に、悪口を言う原因を聞いてもらうのがいいでしょう。このとき、生活指導の先生よりも顧問の先生に相談するのが効果的です。

部活をやっている子にとっての顧問は、生徒にとって信頼感が高いです。生徒指導の先生よりも、しっかり聞いてくれる可能性が高いと思います。

その上で、子どもが何か怒らせる行動をしていた場合は、お互いに謝罪する機会を設けるといいでしょう。

ただからかっているだけの場合は、顧問の先生から指導してもらうのがいいです。これでほとんどの場合は、解決するでしょう。

それでもトラブルが続く場合

謝罪

顧問に相談しても解決しない場合は、子ども自身の気持ちを聞きながら次のステップを考えましょう。

「少し嫌だけど我慢できる」という場合は、大きく動く必要はありません。顧問に、引き続き学校での指導をお願いするといいでしょう。

「我慢できない」場合、相手の親子を交えて話し合いを行う必要があります。両者の親子と顧問を交えて、今の状況とやめてほしいということを伝えましょう。

ほとんどの子は、親を悲しませたくありません。そのため、ここまでのステップを行うことでたいていは解決できます。

相手の親にとっても、自分の子どもが他者を傷つけていることがわかれば、状況を改善しようと努力してくれるはずです。

最も難しいケース

親子

ただし、これでも改善が難しいケースがあります。相手の親も、子どもをコントロールできていない場合です。

たとえば、相手の子が愛情不足や発達障害で、親の指導が上手くいかないこともあるでしょう。

この場合、学校からは繰り返しダメだと伝えてもらい、相手の親には愛情バロメータを上げる努力をしてもらうことが大切です。

発達障害なら、カウンセラーや専門家に関わってもらうことを、顧問を通して伝えてもらうのもいいでしょう。

ここまでやっても解決しない場合は、最終手段として「我慢する」か「転校を検討する」という方法になります。

本日のまとめ

学校

部活内での子ども同士のトラブルがあった場合、まずは顧問の先生に相談し、状況を把握することが大切です。

それでも改善しない場合は、子どもの気持ちを聞き、必要に応じて相手の親子と話し合いをしましょう。

明日ですが、「ASDの子どもとの接し方のコツ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!子ども同士のトラブルに親は介入すべき?

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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