先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
先日高校を卒業した長女との関係に悩んでいます。過干渉だったことや、中学受験の時にかなりきびしくしたことから、関係が悪化し、愛情バロメーターがかなり低い状況です。
外泊を繰り返していて、男性の家に泊まっているようです。真面目に付き合っているならいいのですが、相手も遊び人のようで、腹いせか、今度自分も他の知り合い男子と1泊旅行に行くといってます。
自分を大事にしてほしいと話しても、聞く耳を持ちません。4月から一人暮らしになります。もうほったらかしたほう方いいでしょうか。
お子さんが、高校生や大学生になっても言うことを聞かなかったり、荒れているようなとき親として対応方法に悩むと思います。
そこで本日は、子どもが高校生や大学生になっても荒れるとき、どういう対処をすればいいかお伝えします。
子育てはいつまで続けるべきかもお伝えするので、このテーマで悩まれていたら、参考にしていただければ幸いです。
結論!子育ては一生続きます
最初に、子育てはいつまで続くのかについて解説します。結論から言うと、子育ては一生続きます!笑
ただ、少しずつ楽になっていきます。お子さんが幼稚園児だった頃を思い出してみてください。
朝ごはんを食べさせる、着替えをさせる、遊びに連れて行ってあげる、夜は寝かしつける。こういったところまで、親がやっていたと思います。
それが、小学生になると、自分でご飯を食べてくれるようになり、友達と遊びに行くようになります。高校生や大学生になれば、アルバイトをしてお金を稼ぐようにもなります。
社会人になって家を出てからは、食事の準備や洗濯も自分でするようになります。つまり、子育てという点では一生続きますが、段階的に見れば楽になっていくわけです。
少ないチャンスをものにしよう
子育てがどんどん楽になっていくのは、デメリットもあります。それは、子どもと接する時間が短くなることです。
つまり、愛情バロメータを上げるチャンスが少なくなるのです。
子どもが中学生や高校生になると、学校、部活、塾などで一緒にいる時間が減ってくると思います。大学生になって一人暮らしを始めたら、会える時間はさらに減るでしょう。
そのような年頃で子どもが言うことを聞かない場合は、一緒に過ごす数少ない時間で、愛情バロメータを上げないといけません。
たとえば、お子さんが一人暮らしを始めた場合、帰省するときがチャンスです。夏休みなどで実家に帰ってきたときに、できるだけくつろげる環境にしてあげましょう。
また、定期的に食べ物等を送ったりもすると思います。このときに手紙を添えたりするのもいいでしょう。こういった少ないチャンスを最大限に生かして愛情バロメータを上げることが大事なのです。
愛情バロメータがあがってこれば、子どもは自分を大事にできるようになってきます。すると、夜遊びなどの頻度も減ってくるでしょう。
レバレッジがかかることを意識しよう
子どもが小さい頃は、一緒にいる時間が長いです。そのため、子育てに失敗したとしても、愛情バロメータが大幅に下がることはありません。
100回の子育ての中で1回失敗したとしても、1%のミスで済むからです。
しかし、中学生以降になって一緒にいる時間が短くなってくると、1度の失敗が命取りになります。
10回しかない子育ての中で1回失敗したら、10%のミスになるからです。
では、どうしたらよいのか。答えは、「過ごす時間が短いからこそ、一緒に過ごす時間に全力で愛情を注ぐ」ことです。
10回しかない子育ての中で1回成功すれば、愛情バロメータを一気に10%上げられるからです。下がる割合も大きいですが、上がる割合も大きいのです。
このように、高校生以降の子育ては、レバレッジが大きくなる(1回の成功や失敗で、愛情バロメータが大きく動く)ことを意識しましょう。
本日のまとめ
子育ては一生続きます。しかし、子どもと接する時間が短くなってくる分、少しずつ楽になっていきます。
特に、中学生以降は学校、部活、塾などで一緒に過ごす時間がどんどん減っていきます。高校生や大学生になると、さらに減ります。
そういった中で問題行動が目立つときは、一緒に過ごす数少ない時間で、愛情バロメータを上げなくてはいけません。
少ないチャンスをものにするため、子どもが帰宅したタイミングなど、短い時間でも全力で子どもと向き合うようにしましょう。
明日ですが、「5教科合計106点UPした成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子育てはいつまで続く?
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