先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
うちの子は、不登校気味の中3です。志望校は、これから本人と学校と相談して決めます。
夏休みの宿題は全部こなし、今日から始業式で登校しましたが、勉強に身が入らず、受験勉強をあまりしたがりません。
「後悔するから、3年間の復習はしないといけない」と言ってもほとんどしませんがしばらくは、様子見でよろしいでしょうか?
不登校で勉強が遅れていると、受験に間に合うか心配になりますよね。そこで今回は、不登校による勉強の遅れはどうすべきかをお伝えします。
きちんとサポートすれば、勉強の遅れを取り戻すことは可能です。ただ優先順位を間違えるとよくないので、お子さんが学校に行けない場合参考にしていただければ幸いです。
不登校の子の受験対策で大切なこと
不登校の子の受験対策は、3つのポイントがあります。
1つ目は、出席日数を増やすことです。これを増やすことが、合格率UPに一番直結します。
2つ目は、アクティブ進路を決めることです。行きたい進路が決まれば、それに向け勉強を頑張れます。
3つ目が、勉強の遅れを取り戻すことです。勉強は行きたい進路に進むために、行います。
今回の相談者さんの場合、1はできている状態です。そのため、今の時点では2を意識するようにしましょう。
勉強のやる気はどうしたら上がる?
勉強のやる気は、アクティブ進路が見つかればアップします。ただし、愛情バロメータが低いと勉強するエネルギーは出てきません。
つまり、愛情バロメータを上げることも大切なのです。そこで、日ごろから子どもの話をしっかり聞きましょう。
また、受験や勉強以外の話をすることも大切です。アクティブ進路が決まっている状態で愛情バロメータが上がると、やる気も出てきます。
勉強の遅れはどうすべき?
アクティブ進路が決まってやる気も出てきたら、勉強も頑張らせましょう。では、どのように進めていけばいいのでしょうか、
普段は、宿題+定期テストの勉強だけでOKです。目の前の定期テストの点を上げることが、受験合格の最短ルートだからです。
学校を休んでいた期間の復習は、長期休みに取り組ませましょう。このとき、基本問題に絞って取り組ませるといいです。
すべてやろうとすると時間がかかるので、注意しましょう。
本日のまとめ
不登校の子の受験対策は、出席日数を増やすことが最優先です。次に、アクティブ進路を決めましょう。勉強は、その後でも遅くはありません。
普段は宿題と定期テストの勉強、欠席期間の復習は長期休みにさせましょう。愛情バロメータアップのために、子どもの話をしっかり聞くことも大切です。
明日ですが、「発達障害の子どもにかけるおすすめ言葉」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!不登校による勉強の遅れはどうすべき?
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