思春期の子どもが心を開かない理由

思春期

わが子であっても会話が続かず、何を話していいかわからないことってありますよね。このように、思春期の子との会話で悩むケースは少なくありません。

そこで今回は、思春期の子どもが心を開かない理由と最短で仲良くなる裏ワザについてお伝えします。

心理学の「サイドバイサイド理論」を応用した、効果的なコミュニケーション方法です。これを実践すれば、自然と心を開いて話してくれるようになります。

子どもとの関係も良好となり、子育てもしやすくなっていくはずです。

サイドバイサイド理論とは

中学生

サイドバイサイド理論とは、向かい合って話すのではなく、横並びで同じ作業や体験を共有しながら会話をする方法です。

子どもに何か質問をする時に「学校どうだった?」「部活は?」などと、向かい合って聞いてしまうことがあるでしょう。

これだと、無意識に尋問モードになってしまいます。その結果、子どもも話がしづらくなってしまうのです。

一方、横並びでいると、自然な会話が生まれやすくなります。子どもの方からも、学校や友達の話をしやすくなるのです。

効果的な会話のポイント

親子

子どもと会話をするときに、経験や失敗談を織り交ぜながら話すこともおすすめです。たとえば、一緒に料理をしたとします。

横並びになって、「このレシピ難しいよね、私も最初失敗したよ」と、自分の失敗談や悩みをさらっと話してみましょう。

そうすることで、子どもも心を開いて話をしやすくなります。人間は、相手に弱みを見せられることで、こちらも心を開きやすくなるからです。

実践的な会話のシーン

親子

では、サイドバイサイド理論を活用できる具体的なシーンと例をお伝えしましょう。
  • 料理をしながら
「この野菜の切り方、難しいよね」「私も昔失敗したな」
  • 買い物をしながら
「このデザイン可愛いね」「でも私には若すぎるかな」
  • テレビを見ながら
「このタレントさん、素敵だよね」「私も好きなんだ」
  • 掃除をしながら
「片付けって大変だよね」「私も苦手なんだ」

このように、同じ作業をしながら、横並びで会話することを心がけてみましょう。

正面で話す時と比べ、子どもが心を開きやすくなります。その結果、良好な親子関係を築くことができるはずです。

本日のまとめ

親子

思春期の子どもとの会話は、向かい合って質問攻めにするのではなく、横並びで同じ作業をしながら自然に話し始めるのが効果的です。

自分の経験や失敗談を織り交ぜながら話すことで、子どもから心を開いて話をしてくれるようになるでしょう。

明後日ですが、「高校に行きたくないと言う中学生への対応」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!思春期の子どもが心を開かない理由

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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