実は、学校を嫌いになる子どもは年々増えています。とはいえ、わが子が毎日嫌々登校していると、不登校にならないか心配になりますよね。
でも大丈夫です。今回お伝えする「学校嫌いな子どもの直し方と予防法」を理解していただければ、確実に改善することができます。
子ども自身が目標を見つけ、楽しく学校に通うことができるでしょう。親としても不安やストレスが減るはずです。
目次
子どもが学校を嫌いになる3つの原因
子どもが学校を嫌がる理由は、大きくわけて以下の3つです。
1つ目は「学習面の問題」です。授業についていけない、宿題が終わらず怒られるのが怖い、テストでの失敗体験など、学習面での不安が挙げられます。
2つ目は「友達関係のトラブル」です。いじめや仲間外れ、グループ活動が苦手、自分の居場所がないと感じてしまうなどがあります。
これらの友人関係の悩みは、学校嫌いの一番大きな原因といえるでしょう。
3つ目は「学校の授業と興味が合わない」です。5教科を学ぶ目的が見えないと、子どもは「学校に行く理由」を見失ってしまいます。
事前にできる3つの予防策
上記の問題は、誰にでも起こる可能性があります。しかし、家庭でのサポートで予防することができます。以下の3つを意識しましょう。
学習面のサポート
宿題を一緒に取り組んだり、わからない問題を教えてあげたりしましょう。学習の遅れを防ぐことで、「授業が楽しい」「勉強がわかる」と感じやすくなります。
友達関係の把握
学校での出来事を聞き、子どもが相談しやすい関係を日頃から作っておきましょう。友人関係のトラブルは、親が早めに気づくことが大切です。何かあれば、先生に相談するといいでしょう。
学校の勉強と将来の夢をつなげる
「手に職をつけたいなら、工業高校が向いているね」「そのためには5教科の勉強も必要だよ」と声かけをするなどして、子どもが「なぜ勉強するのか?」を納得できるように説明しましょう。
もし、学校が嫌いになり不登校になったら?
子どもが学校に行きたくないと言う場合、まずは「なぜ学校が嫌なのか」を確認しましょう。気持ちは否定せず、受け止めてあげることが大切です。
次に「どうすれば学校に行きやすくなるか?」を子どもと一緒に考えましょう。
ただし、中には子どもが「中卒で働きたい」と言うケースもあります。この場合、無理に学校に行かせる必要はありません。
とはいえ、中学校に行かないと人間関係を築く経験が不足したり、将来の選択肢が狭まったりする可能性があります。
そのため、フリースクールなど学校以外の「居場所」を作ることが重要です。
本日のまとめ
子どもが学校を嫌がる主な理由は、学習面の問題、友達関係のトラブル、学校の授業と興味が合わないの3つです。
これらを予防するために、日頃から学習面のサポートや友達関係の把握、学校の勉強と将来の夢をつなげることを意識していきましょう。
不登校になった場合は、子どもの気持ちを受け止め、改善法を一緒に考えることが大切です。必要に応じて、学校以外の居場所を作っていきましょう。
明日ですが、「腹痛で学校休む子どもへの向き合い方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
この記事へのコメントはありません。