私は普段から「子どもの要求はできる限り聞いた方がいい」とお伝えしています。
しかし、「要求を聞きすぎたら子どもがわがままになってしまった」という相談が、たまに来ます。
これは、聞いてはダメな要求を聞いているからです。そこで今回は、聞いていい要求とダメな要求の見分け方をお話していきます。
これが理解できていると、子どもとの関係が良好になり、理不尽な要求をすることがなくなるはずです。
クイズ!あなたはこの要求を聞きますか?
ケース1.中学生の子どもから「プログラミングをしたいからパソコンを買ってほしい」と言われたので、買った。
しかし翌週「このパソコンではできないから、もっと性能がいい(50万円の)ものを買ってほしい」と言われた。
ケース2.晩ご飯にカレーを作った。しかし「こんなもの食べたくないから唐揚げを作って」と言われた。
家庭により多少の対応の差はあると思いますが、実はどちらも基本的には聞いてはダメな要求です。
年齢的におかしな要求は、聞いてはダメ
1つ目の事例を見ていきましょう。たった1週間で「使えないから50万円の物を買え」という要求は、客観的に考えてもおかしいです。
中学生からすると、高すぎる金額ですし、まだ買って間もないからです。物はどれだけ買い与えても、愛情として受け取ってもらえないので注意しましょう。
もちろん「プログラミングのためのパソコンを買って、3年間使用する。ボロボロになってしまって、もう少し上のレベルが欲しい」
と言われたのであれば、家庭で予算を話し合い、金銭的に問題ないなら買ってもいいでしょう。夢を叶えるためでもあり、未来への投資になるからです。
親を困らせる要求は、聞いてはダメ
次に、2つ目の事例を見ていきましょう。これはおそらく、親が困るとわかって言っている要求です。
すでにご飯を作ってある状態を知っているのに、言っているからです。そのため、この要求は聞く必要はありません。
「今日はもう作っちゃったから、明日作るね」という対応でいいでしょう。
一方、ご飯を作る前に「唐揚げ食べたい」と言われたのであれば、可能な範囲で聞いてあげるといいです。
本日のまとめ
子どもからの要求は、すべて聞いた方がいいわけではありません。
今回の事例で挙げたように、年齢的におかしな要求だったり、親を困らせるだけの要求は、聞いてはいけません。
この違いを見極めて要求を聞くことで、親子関係が良好になり、わがままになることもなくなるはずです。
明日ですが、「ADHDの子どもが伸びる接し方とは?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!聞いていい要求orダメな要求の判断法
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