自己肯定感の低い子に親ができること

自己肯定感が低い

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高校入学後、環境になじめず不登校となり、高3から通信制高校へ転校しました。

大学進学を希望していますが、自己肯定感が極端に低く、将来に期待も持てず、無気力です。

発達障害を疑い受診を試みましたが、継続できず未診断。プライドは高いが努力が伴わず、気持ちと行動が一致しません。

18歳を前に、自立させることについて悩んでおり、受診の必要性や親としての支援方法についてアドバイスをいただきたいです。

お子さんの自己肯定感が低いと心配になりますよね。でも大丈夫です。自己肯定感は、上げられます。

そこで今回は、「自己肯定感の低い子に親ができること」について解説しましょう。

正しくサポートすれば、お子さんの自立にもつながります。親のストレスも軽くなるでしょう。

通信制高校の状況をチェック

チェック

相談者さんの場合、まずは、通信制高校で単位が取れているかをチェックしましょう。きちんと単位が取れていれば、それほど深刻に悩む必要はありません。

この場合は、お子さんが頑張っていることを認めることから始めます。「きちんと単位を取れているね」と褒めてあげましょう。

次に、大学で何をしたいのか、卒業後どうしたいのかを明確にしていくことが大切です。

たとえば体育系の大学を出て、最終的にはスポーツのインストラクターになりたいという明確な夢があれば、そのために大学で頑張ろうという気持ちが生まれるからです。

ただし、単位すら取れていない場合は、愛情バロメータが低いか高校があっていないことが考えられます。この場合は、こちらの改善から始めましょう。

自己肯定感を上げて自立させる2ステップ

愛情

自己肯定感を上げるには、2つのステップがあります。ステップ1は「愛情バロメータUP」です。

子どもが求めていることを行い、嫌がることをやめましょう。また声かけも重要です。

「なんでこんなこともできないの」というネガティブな声かけでなく、「〇〇はしっかりできているね」とポジティブな声かけをしましょう。

ステップ2は「得意なことを見つけ、結果を出すこと」です。たとえばゲームが好きなら、実際に大会に出てみましょう。

そこで入賞できれば自信につながり、自己肯定感が上がっていきます。

発達診断は親だけでも可能

臨床心理士

相談者さんは、発達障害を疑っています。この場合、一度検査を受けてみるといいでしょう。

お子さんが、病院を受診できなくても大丈夫です。検査は、親だけでもできます。

心療内科などの医療機関や小井出博文先生などの公認心理師にお願いすると、検査してもらえます。

子どもの特性や傾向がわかれば、それに合った愛情バロメータUPのやり方がわかります。

するとよりスムーズに、自己肯定感を上げていくことができるでしょう。

本日のまとめ

親子

相談者さんの場合、まずは通信制高校の状況をチェックし、きちんと単位が取れていれば褒めることから始めましょう。

自己肯定感を上げるには、愛情バロメータUP、得意なことを見つける、親のサポートの3ステップが大切です。

得意なこと、好きなことを見つけて、そこで結果が出るようにサポートしましょう。

明日ですが、「兄の暴言と妹の不登校が改善した事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!自己肯定感の低い子に親ができること

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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